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子供の作文の教え方。国語と算数の教科書からスタート!

「作文の教え方」を知りたい保護者向けの記事です。

子供にどのように教えればよいのかを、個別指導15年の経験をふまえてお話しさせていただきます。

子供に作文を教える:最初はテキストも原稿用紙もいりません

子供に作文を教える場合、いきなり専用のテキストを使うのはおすすめしません。

なぜなら、「作文は準備が8割」だからです。

つまり、書き方などのルール習得は全体の2割、残り8割は書く前で決まるのです。

子供の「伝えたい」を育てる

作文の書き方を教えても、本人が伝えたいという情熱がないと書けません。

原稿用紙を準備しても、なかなか書き出さない子供がいます。

原因は、書き方を知らない、作文を書くのに慣れてない。。。ではありません。

伝えたいという想いを閉じ込めてる、もしくは消し去ってしまってるからです。

まずは、親子の日常会話で、子供の伝えたいという想いを育ててあげましょう。

具体的なトレーニング法については、以下のリンク先ページにまとめました。

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国語と算数の教科書は、作文を教えるのに最高の教材

教科書は文部科学省が定めた基準をクリアしたものです。

つまり、現時点で求められる学力が何なのかを、保護者が知ることができます。

求められてる基準を理解して、はじめて作文指導ができます。

わたしは良い作文とは「読みやすい(リズム)」「分かりやすい(メッセージが明確&ムダがない)」と定義してます。

美しい文章が書ければ一番良いでしょうが、少なくともこの2点をクリアしてないとダメでしょう。

子供に語彙だけ身につけさせても意味がありません。

国語と算数の教科書で「読みやすい(リズム)」「分かりやすい(メッセージが明確&ムダがない)」文を学べます。

現時点で求められる国語力が教科書で分かる

大人が子供に作文を教えると、どうしてもレベルの高いものが出来上がります。

夏休みの宿題で作文がでると、なぜかレベルが高いものが多いのはそのため。(保護者としては、抑えたつもりでしょうが)

子供が使わない表現や、妙に形式ばった文章がそれです。

国語の教科書は、学習指導要領が定めた、現時点で子供に求める表現法でまとめられてます。

作文を書かせるとき、お手本として保護者が使えます。

音読で読みやすい文章のリズムを習得させる

作文のテキストで「てにをは」を教えるだけで、読みやすい作文は書けるようになりません。。

知識はあってもリズムが悪い子の作文は、1文がとても長い。

なぜなら自分の頭に浮かんだことを、そのまま書いてるからです。

読む側の気持ちになれば、長い文が読みにくいことは分かるはずです。

他人の気持ちになる、一歩引いてみるにはメタ認知能力を鍛える必要があります。

しかし脳の発達も影響するので、教えてすぐ身につくものではありません。

なので、よい文章のリズムを音読で身につけさせます。

国語の教科書には、文部科学省が定める基準をクリアした、良質な文章がコンパクトにまとめられてます。

音読で良い文章のリズムが身につけば、読みやすい文を書けるようになります。

国語の教科書で「なぜ」を考えさせる

「今日の給食はカレーでした。おいしかったです」

↑こういう作文を書く子が多いです。

作文が苦手、なかなか書けない子の文章には「なぜ」が足りないのです。

なぜカレーがおいしかったのか?

その理由を作文にいれるだけ、何倍も良い文になります。

子供の「なぜ?」を育てるトレーニング法として、国語の教科書を使うのです。

「なぜ」を意識させて読むと、事実と理由がセットで書かれてあることが、自然と分かるようになります。

このトレーニングが、学校の授業をちゃんと聞いてれば分かります。

自宅では教科書準拠の問題集をとかせると良いです。作文の訓練だけでなく、テストで高得点もねらえますから一石二鳥です。

算数の教科書は、無駄のない文のお手本!

算数の問題を音読させてください。

算数は、一切の無駄を省いた、かつ状況が理解できる文章のお手本です。

作文が苦手な子の文章は長いといいました。ダラダラ、必要のないことを書き続けるからです。

正しく状況が理解できる作文を書くには、事実と感想(思ったこと)を分けて考える必要があります。

最終的には一緒になるのですが、構想をねる段階では、結論と事実関係で骨組みを作ったほうが、必要な情報の抜けを防げます。

算数の教科書は、特に問題文は一切のムダがありません。かつ回答するために必要な事実を抜けなくまとめています。

これは小学1年生の教科書でも同じです。現時点で、その子に必要な情報をムダなくまとめたのが算数の教科書です。

算数の教科書も音読させます

国語の教科書は音読させてるのに、算数はやらせてない家庭が多いです。

非常にもったいないです。

算数も音読させて、問題文の意味を理解できてるかを確認してみてください。

難しいことはありません。

文章題なら問題文の状況を正しく理解し、何を聞かれてるかを保護者がチェックすればokです。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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