このページでは、中学生のお子さんがいる保護者向けに、定期テストの勉強法を解説します。
保護者向けですが、中学生本人が読んでも問題ありません。
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STEP1.勉強道具の確認
勉強に必用なものが全て揃ってるかをチェックします。
[list class=”li-mainbdr strong”]
- 教科書
- 学校で配布されたワーク・プリント
- 授業ノート
- テスト範囲表
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解答のチェック(プリント&ワーク)
プリントやワークは、答えがないとテスト勉強で困ります。
例えば、学校を休んだ次の日に、プリントはもらえたけど、授業にでてないので答えが分からない。。。というケースが考えられます。
ワークの場合は、解答がない理由は「子どもがなくしなたのか」「先生がもってるからなのか」、そして先生が持ってるとしたら、テスト週間中に返してくれるのか?まで確認します。
STEP2.テスト範囲表の使い方
範囲表が配られたら、教科書やワークに印をつけます。
どこから始まり、どこで終わるか、視覚化します。
付箋を最初と最後のページにはりつけると、教材を開いてなくてもひと目で分かるのでオススメ。
(付箋は百円均一のお店で売ってます)
次は、教科書の目次にも印をつけます。
付箋はテスト範囲のボリュームを視覚化することが目的でした。
目次は単元名を確認できるので、テストにでる内容を一覧で確認できます。
視覚化のメリットは俯瞰
俯瞰とは、ちょっと上から物事をみる、木を1本ずつ見るのではなく空から森を見るイメージ。
マラソン大会に出場するとしましょう。
ほとんどの人が、本番前に、コースをマップで確認したり、実際に下見をすると思います。
先に全体を確認しておけば、「全体に対して、今自分がどこにいるのか」という現在位置の把握。
「ここはキツそうだから直前まで力を温存しておこう」という感じで作戦をたてられます。
これはマラソンだけでなく、テスト勉強にもいえます。
全体を把握してるから見えてくることがあります。
付箋をつけてれば、「このままだとテストに間に合わない」という日数調節もできます。
自分が全体に対して、どこを勉強してるかも一目でわかります。
現在地が分からず、やみくもに目的地を探すほどツライことはありません。
テスト勉強をはじめる前に単元を確認しておけば「ここは、授業でもよく分からなかったところだ(ヤバイ)」
など問題点を事前に察知できます。
苦手なところは勉強時間を多めに配分するとか、学校や塾の先生に質問しにいくとか、参考書を買うなど、対処法を早めに考えることができます。
テスト範囲表は捨てないで
定期テストが終わったら範囲表を捨ててしまう子がいます。
これはNGです。
範囲表は次回のテスト勉強に使います。
どの学校でも範囲表は2周間前に配布されると思います。
しかし、前回のテストがどこまでだったかが分かれば、どこから範囲になるかは分かります(どこまでかは分かりませんが)
つまり、範囲表を保管しておけば、次回のテストで範囲表が配られる前に勉強を始められます。
STEP3.学習計画をたてる
「いつ勉強するのが効率が良いのか?」など時間に関しては
以下のリンク先ページにまとめてあります。
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勉強場所は、どこでもかまいません。
飽きたら、別の場所に動いてみるのも効果的です。
[alert title=”注意”]学習習慣がない子は、同じ場所でやらせるほうが良いです。[/alert]
勉強する場所については、以下のリンク先ページにまとめてあります。
[card id=”485″]
STEP4.暗記と問題演習
学校で配られた教材で勉強する
定期テスト勉強は、学校で配られた教材でやるのが鉄則です。
テスト問題はそこからでる可能性が高いからです(同じ問題がでることもあります)
学習の基本スタイルは、ノートや問題集、ワークをやりながら、常に該当する教科書のページを確認することです。
例えば、社会科(歴史)で江戸幕府の勉強をするとしましょう。
ノートを軽く見て、ワークやプリントの問題を解くわけですが、これで終わらないことです。
必ず勉強した範囲の教科書は、隅から隅まで読みましょう。
というのも、教科書に掲載されてる図や絵から出題されることもあるからです。
成績が高い子ほど、教科書をしっかり読み込んでます。
逆に成績が引く子ほど、教科書を読んでません。
これは、両者の教科書を触れば一目瞭然です。(ボロボロさが違う)
人間は、何かを覚えるときに、周辺情報もセットで記憶します。
出題されるかもしれない図や絵をセットで見ておけば、いざテストに出題されたときに、記憶を呼び起こしやすくなるというメリットもあります。
絵が好きな子には、英単語を覚えさせるときに、その単語がイメージできる絵を描かせるとよいです。
右脳と左脳の両方を使って勉強すると、効果的です。
暗記と問題演習が8、ノートまとめが2
テスト勉強に使える時間には限りがあります。
ノートをきれいにまとめるのに時間をかけるのは得策ではありません。
暗記と問題演習を繰り返して知識を増やします。
点と線でいえば、点を増やす作業です。
はじめは用語をひたすら丸暗記するのでもokです。
ただ、最終的には学校のワークやプリントにある問題を使いましょう。
言葉は知ってたのに、テストではこたえられない子の多くは、問題演習不足です。
その用語がどういう聞かれ方(出題のされ方)をするかは、ワークやプリントで演習しておけば、なんとなくても分かるものです。
特に読解力が低い子の場合は、その場(定期テスト会場)で起点をきかせて答えることは難しいです。
なのでパターン学習として、問題演習を必ずやらせてください。
大事なの問題をとくことを目的にしないことです。目標はテストで使えるように用語や知識を習得することですから。
回答をみながら問題用紙に赤ペンで答えを書かせてokです。
「そうか、この言葉はこういう聞かれ方をするんだな」と学べます。
回答を書き込んだ教材を赤シートで隠しなら2~3周させてください。(覚えるまでやりこませます)
この時点で取り組む問題は応用題を外してokです。
学校のワークやプリントは、ここは応用題だとすぐ分かる構成になってます。
「応用」とか「ハイレベル」とか「C問題」などの表記が多い。
知識という点が増えると、テスト範囲の内容が、ざっくり見えてきます。
ただ、知識が体系化されてないので、応用問題に弱いという弱点があります。
なので、ある程度の点が増えた時点で、ノートを作って体系的に知識の整理をする
つまり、点を結んで線にするのが一番効率がよい勉強法になります。
※暗記が目的で、用語の確認用ノートをテスト勉強の初期段階で作るのは問題ありません。
ここで指摘してるのは、ノートまとめを目的に丁寧に作り込むのは、コスパが悪いということです。
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STEP5.ノートまとめ
ある程度の知識を習得したら、ノートまとめに入ります。
このSTEPでの目的は2つです。
[list class=”li-mainbdr strong”]
- 覚えていない、苦手な項目をリスト化(弱点ノート)
- 知識を体系化して応用題に備える(体系化ノート)
[/list]
弱点ノート
暗記や問題演習を繰り返しても、どうしても覚えられない項目は必ずあります。
それらをノートにリスト化するのです。
ここでは「弱点ノート」と呼ぶことにします。
弱点ノートを作るメリットは、暗記の効率化と精神安定です。
STEP4は、知識が増加してる間は良いのですが、成長がとまると急に不安が襲ってきます。
どうしても忘れてしまう用語や問題というのは必ず存在します。
弱点ノートはそれらをまとめてしまい、それだけを繰り返し覚えるために使います。
例えば「dictionary」という英単語を、STEP4で何度もつまづいたとしましょう。
STEP4だと、何周も教材を繰り返すので「dictionary」に出くわす頻度は低くなります。
なのでSTEP5では、弱点ノートを作り、それだけを集中して暗記させます。
※STEP5をやってる間に、STEP4を忘れてしまっては意味がありません。
なのでSTEP4とSTEP5は並行してください。
弱点ノートは、試験当日にも使えます。
試験が始まる前の休み時間、トイレ休憩をしたら、弱点ノートを確認します。
ノートのなかでも、覚えが一番悪いものを数点しぼって、試験直前まで確認。
試験がはじまったら、その覚えたものを用紙に書き込んでしまうのです。
この方法は、絶対テストに出そうな知識、かつ覚えきれてないもの、もしくは怪しいものに対して有効です。
マニアックな知識は、この方法をとっても出題されない可能性が高くなりますので
そこはケースバイケースです。
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体系化ノート
一定の知識が増えたら、一度体系化したほうが覚えやすくなります。
さらに、知識が強固なものになれば、応用題にも強くなります。
メリット1.暗記の助けになる
例えば、「日清戦争が1894年」「日露戦争が1904年」「第一次世界大戦が1914年」と各戦争ごとに名前と年号を覚えたとします。
これを一気に並べてみると、10年ごとに戦争が起きてることがわかります。
つまり、3つのうちいずれかの年号を忘れても、日清⇒日露⇒第一次~という順番さえ分かれば、年号は計算で出せるというわけです。
メリット2.応用力がつく
「日清戦争」「日露戦争」「日英同盟」の並べかえ問題がでたとします。
年号を覚えていれば一発で「日清戦争(1894)」「日英同盟(1902)」「日露戦争(1904)」と回答できます。
日英同盟までは年号を覚えてない人も多いでしょうしから、ここでは年号を全く覚えてないと仮定してみます。
朝鮮半島をねらった第一ラウンドが、中国(清)と日本との戦いが「日清戦争」
勝利した日本は、遼東半島をゲットするわけですが、ロシアをはじめ大国に邪魔されます(三国干渉)
なくなく遼東半島は変換するわけですが、ロシアへの不満が残った戦争でした。
第二ランドは、10年後、日本とロシアになるわけです(日露戦争)
この流れさせおさえれば「日清戦争⇒日露戦争」という流れは問題ないでしょう。
次に「日英同盟」ですが、双方が同盟を結ぶメリットを考えてみます。
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イギリス:南下政策を推し進めるロシアの動きが気になる
日本:大国ロシアと戦う前に、後ろ盾がほしい。
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このポイントさえ、おさえてれば日露戦争前だということが分かります。
朝鮮半島をめぐる戦いの第一ラウンドで中国(清)は敗退してますので、日清戦争後だということも想像がつきます。
※清の朝鮮半島内の動きが低下したので、ロシアの南下政策は加速するわけなので
これが知識を体系化するということです。
別に上のように、ことこかまくノートに書かなくて良いです。
流れが分かるポイントをまとめればokです。
まとめるさいは、各教科ともに、教科書や学校のノートを利用すると良いでしょう。
知識がない状態だときついですが、ある程度の用語を暗記してれば、読もうと思えばできないことではありません。
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ルーズリーフがおすすめ
一括管理できます
整理整頓に問題がない子なら、ノートまとめはルーズリーフがおすすめです。
なぜなら、ルーズリーフなら、順番の変更や差し替えも簡単♪
「弱点ノート」と「体系化ノート」を各5教科分ををひとつのファイルで管理できます。
どこでも暗記ができます
分離して1枚を持ち歩くことも簡単にできます。
例えば、今日はこの部分を覚えたいとしたら、該当するルーズリーフだけを持ち歩いて通学や休み時間に覚えることもできます。
ルーズリーフ1枚なら折りたためば制服のポケットに入ります。
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