小学生の子どもがいる保護者向けに、タブレット学習の有効性について解説します。
- 働いてるので勉強を見てあげられない(共働き、ワーママ)
- 楽しく勉強させる仕組みがほしい
- 親が管理するのが難しくなってきた
↑こんな悩みをお持ちの方向けの記事になります。
個別指導15年の経験もふまえて、お話をさせていただきます。
タブレット学習が小学生に有効な理由
- 一人で勉強できる[自学自習]
- 家庭学習を習慣化できる[継続、達成、自己肯定感]
- 苦手を残さない[思い込みの排除]
一人で勉強できる[自学自習]
タブレット学習では、今日やるべき課題が表示されますので、親が横につかなくて子ども一人で勉強できます。
「タブレットの操作が大変じゃないの?」と心配かもしれませんが、幼児でも一人で勉強できてます。
小学生なら低学年からでも問題なく操作できます。
「勉強しないでユーチューブを見て遊ばないか心配」という声もありますが、専用タブレットの場合、保護者側で閲覧の制限をかけられるようになってます。
なので、勉強専用のタブレットとして、子どもに持たせられます。
わたしは、小学生の勉強の基本は「音読」「手で書く」「クイズ(テスト)」
だと考えてます。
低学年のうちから、この3つを親子で勉強する仕組み作りを推奨してます。
でも、働いてるので子どもの勉強を見てあげるのは難しい、、、という家庭も多いと思います。
タブレット学習なら、そんな悩みを解消できます。
問題を解くだけでなく、丸付けまでしてくれます。
音読は、お手本の音声を聞いて、音読、録音した音声をチェックまでできます。
紙に書くのと同じようにタブレット上でも勉強できるようになってます。
読む、書く、聞く、話す
この動作を、一人で勉強できる仕組みがタブレット学習にはあります。
家庭学習を習慣化できる[継続、達成、自己肯定感]
小学生のうちに家庭学習を習慣化させることが重要です。
習慣化させるには、「何時から勉強する」ではなく「オヤツを食べたら勉強」という感じで、行動とひもづけるとスイッチが入りやすくなります。
家に帰ったら、ランドセルの中身をカゴに出してしまうのも効果的です。(教材を目に見える形にする)
このように家庭学習を習慣化させるにはコツがあるのですが、「子どもが勉強したい(ワクワク)」と思わせるほど強力なものはありません。
タブレット学習では、子どもが家に帰ったら勉強したくなる仕組みが入ってます。
「勉強」を「ミッション」としてゲーム性を演出、クリアしたらタブレット上で使えるポイントがもらえるようになってます。
家庭学習の習慣化として「ポイント制」は有効です。
しかも、リアルのお金や物ではなく、タブレットの世界だけで使えるものに限定してるところも良いことです。
ポイント制をやる場合、モノではなくお金に交換するように推奨してます。(金額は多くなりすぎないように注意しつつ)
モノをご褒美にしてしまうと、それを獲得したら無気力になる子もいます。(例えばゲーム機とか、スマホとか)
勉強とリアルの世界(お金やモノ)を結びつけると、お金やモノの獲得自体が目的になる子もでてくるので、バランスが難しいのです。(うまくやれれば問題ないのですが)
ただ、お金やモノ以外で子どものテンションを上げられるのか?
といえば厳しいのが現実だと思います。
唯一の例外は、「ゲーム」です。
ゲームの場合は、その世界でしか使えないわけですが、頑張って集めてしまいます。(大人でも)
「ゲームばかりして勉強しなさい」と怒られた人もいるかもしれませんし、今子どもに怒ってる人もいるかもしれません。
ゲームには人を引きつける魔力があります。
その魔力のよい部分を勉強に仕組みとしていれられるのは、タブレット学習のメリットだと言えます。
苦手を残さない[思い込みの排除]
中学生や高校生で成績を伸ばすには、小学生のうちに苦手を残さないことが重要です。
これはスキルの話というより、心理的な部分が大きいです。
つまり、小学生のときに「歴史は苦手(=キライ)」と感じたとします。
そのまま中学生になり、社会科で歴史の授業がスタートしたらどうでしょう?
スタート時点から、やる気ナシですよね。
そもそも、「苦手」だと思いこんだまま中学生になる子が多いのです。
ちゃんと勉強してなくてテストで良い点がとれなかった。
それを親が怒ったから、「歴史=苦手」と思い込むパターン。
小学生が苦手だと思いこむ前に、それは違うよ
こうすればいいんだと。ねぇ、できたでしょ♪
と誘導してあげることが重要です。
個別指導ではそういうフォローをしてるのですが
保護者でも十分可能です。
ただ、子どもの勉強をある程度見てあげる時間がないと厳しいです。
タブレット学習なら、苦手になる前に、原因を分析して勉強の課題(ミッション)として作ってくます。
苦手の原因分析は、ある程度の経験がないと難しいので
タブレットに任せるのはとても有効です。
「算数」を例にしてみます。
ある単元が苦手のようだと感じた保護者は、類題を何問もとかせてしまいます。
バツがつくたびに子どもはどんどん自信を失います。
算数ができない理由は「練習不足」と「前にならった単元を理解してない」の2つです。
積み上げ教科の「算数」は、前に勉強してる内容を理解できてないと、新しいルールが習得できないケースがでてきます。
つまり、定理を理解できてないのに、類題を何問といても出来るようにならないのです。
じゃあ、どの内容が理解できてないから、この定理がわからないのかを分析しないといけません。
そういう作業は、経験のある講師、もしくはずーと子どもの勉強をみてきてる保護者なら分かります。
でも、なかなか勉強が見てあげられない保護者には厳しいと思いますので、状況分析と解決法のわりだしをコンピューターに任せるのは、効率的だと考えます。
こういう分析は、紙のテキストではできませんので、タブレット学習のメリットだと言えます。