藤井聡太さんの影響で将棋の入門セットが売れに売れてるそうです。
今回は、小学生の子供にやらせてみようかと検討してる保護者に向けて、将棋のメリットを解説します。
将棋のメリット1:思考力と集中力がついて成績アップ
保護者が一番気になる、勉強と将棋の関係から話します。
将棋で小学生は勉強ができるようになるか?
結論からいえば「YES」です。
二人で将棋をさす以外に、「詰将棋」という1人で取り組むものがあります。
この解き方と算数の解き方はにてます。じっくり考えて筋道をたてて答えを導きます。
もちろん、相手がいる将棋でも、一手、二手さきまで読まないといけませんので、考える力がつきます。
なぜ相手が、この手を指してきたのか?
なぜを繰り返すことで、相手の気持ちになる訓練ができます。これは国語で、登場人物の気持ちになって問題を解くときに力を発揮します。
脳科学の視点からみると、将棋を指してるときに脳の前頭前野が活発化することが分かってます。
前頭前野は、「あーしたらこうなる」と考える場所で、発達すると頭が良い子に育ちます。
ここはトレーニングしだいで成長することが分かってますので、将棋を楽しみながら鍛えることで勉強ができる子になる可能性は十分にあります。
将棋のメリット2:負けを認められる人間に育つ
次に将棋とメンタルの関係について話します。
わたしは、小学生に将棋をすすめる理由は、勉強よりもむしろ、こっちです。
将棋で負けたときは「負けました」と声にするのがルールです。
小学生にとって言うのはとてもツライ。
頑張っても負けるのはショックです。
しかし、この負けを認められるからこそ、どうして負けたんだろうと勝負を振り返り、次は負けないぞ!と未来に向かって立ち上がるトレーニングを積ませてくれます。
成績が悪い子供は「○がついたか、つかないか」だけで終わります。間違いを消してしまう子もいます。
なぜ間違えたのかを考えないので、次も同じ間違いをします。
将棋は、勝ち負けに関係なく、勝負の内容を振り返ります。
負けた人だけでなく、勝った人も、反省点を洗い出し次にそなえます。完璧な手で勝つ人はいないからです。あのとき、こーしてれば、もっと楽に勝てたのに。
どんなに強い棋士でも、勝ちの数も多いけど、負けの数も多いのです。
将棋のメリット3:決断力がつく
次にお伝えしたいのは、将棋と「決断力」の関係です。
どういう手を指すかを考える、この決断のくり返しが将棋です。
将棋で決断力がつくことは当然として、わたしが強調したいのは「決断を他人のせいにしない子が育つ」という部分です。
将棋の決断は、全て自分の責任です。誰のせいにもできません。
成績が伸びない子は、必ずなにかのせいにします。
大人でもそういう人はいます。
子供の成長をのぞむなら、早い段階から、誰のせいにもできない環境においてあげることをおすすめします。そういう意味では「将棋」はうってつけと言えます。
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