「塾代が高いな(今通わせ中)」と悩んでいませんか?
高い塾代を払っても
・テストの点数が伸びない(逆に落ちた)
・成績が伸びない(内申点問題)
・子どもが家で勉強しない
・成績が上がっていないと塾長に相談するも、何か丸め込まれた
・次は、次はと塾長は言うけど結果が出ない
子どもは塾を辞めたくないと言うし、、、こんなとき思うのは「塾代もったいない」ですよね。
毎月3万前後、講習会では5万~10万はかかります。(中3生の場合)
汗水流して働いたお金、有効活用したいですよね。
個別指導塾講師15年の経験から、もったいない問題の解決法を教えます。
塾代が本当にもったいないパターンとは?
必ずしも、もったいないと言えないパターンを前半で話します。後半では塾業界の闇を知る者として「本当にもったない」パターンを暴露します!
「塾代がもったいない」と感じる原因は「金額に見合う成果が見えていないから」ですよね。
ここで大事なのは、保護者が期待する成果は個々に違うということです。
「成績が伸びれば良い」という人もいれば、「少しでも勉強してくれればそれで良い」という人もいます。
まず、あなたが期待する成果が何なのかを具体的にする必要があります。
なんとなく、「このぐらい払うからにはこのぐらいはね」と考えていると、塾との意思疎通もうまくいきません。
保護者の期待する姿、成果に今のままで到達できるのかを話すのが、塾からの定期連絡や面談。
まずは、保護者が具体的なメッセージを出せる状態であるかが重要です。
なんとなく「もったいない」と思っているだけでは、ストレスがたまりますし、毎月固定でお金がかかるものですから悠長なことも言っていられません。
保護者が明確なメッセージを出しているのにも関わらず、成果がでない場合。
まずは、お子さんの気持ちを確認してください。
塾をどう考えているのか。
家にいるときと、塾にいるときお子さんは別です。
大人が仕事と家庭の顔を使い分けるのと同じ。
場合によっては、塾が特別な居場所になっている場合もあります。
成績は上がらないけれども、先生と話すのが楽しいとか、友達と自習するのが楽しいとか。
お金を出している保護者からすれば「それじゃあ、困るのよ」と思うでしょうが、子どもの言い分も聞いてあげることも大事です。
塾内部の話をすると、どういう状態で塾に通わせるかにもよりますが、基礎学力が低い状態で入塾された場合、相当がんばらないと成績は上がりません。
塾の授業時間だけで出来ることは限られています。
家庭学習や自習でカバーできるかといえば、微妙な子も多いです。
ゆえに、塾のシステムを超えて、どこまで室長が親身に指導するかで決まるんです。
塾としては精一杯やっているけれども上がらない子もいます。
保護者も室長もぶっちゃけトークができれば、一番良いのですが、そういかない塾が多いです。
絶対的な金額からすれば「もったいない」なのかもしれませんが、子どもにとって特別な居場所になっているかもしれないし、点数や成績には見えないなにかが成長しているかもしれません。
塾が全く無意味だとも限らないのです。
とはいえ、明らかに「もったいない」パターンも存在します。
たとえば、最近多いのが「子どもの定期テストや入試近く」に担任がいない、講師が頻繁に変わるパターンです。
個別指導塾には、毎回同じ先生という担任制をとっている塾があります。
で、講師の多くは大学生のバイト。
大学の試験期間になると休む人が多く、担任制であるのにも関わらず、生徒の一番大事な定期テストや入試近くに担任がいない、代わりの先生が入ることがあります。
これは、マジありえないというか、お金もったいないとしか言いようがありません。
今は、何でも問題になります。
たとえば、教室長が講師に「担任なんだから、自分の試験があるとしても授業は休むな」と言おうものなら、労働基準監督署にかけこまれます。
私の塾は大丈夫ですが、近隣校の室長に話を聞くと、いろいろ苦労しているようです。
人にもよるのですが、講師という仕事をなめている大学生がいるのは事実。
もし、そういう講師にあたってしまうと悲惨です。これこそ本当に「もったいない」
そして、だいたいこういう講師はごまかすのは得意なのです。
ゆえに、子どもが気づかない。あの先生はいい人だよと勘違いしている。
もちろん大学生にも言い分があると思います。
ゆえに、双方が折り合いがつく着地点を見つける場をもうけることが大事です。
例えば、週2回通っているなら、一人は必ず社会人をいれてもらう。
その先生のリードのもとにサブ講師として大学生講師をいれる。
そうすれば大学の試験でサブ講師が休むことになっても、メインの社会人が代わりに授業をやれば良いのでダメージは最小限に済みます。
なんで、お金を払っているこっちがそこまで気を回さないとダメなのと思うかもしれません。
たしかにその通りです。でも、子どもが辞めたくないと言うのであれば、助けてあげられるのは保護者だけです。
まずは、こういうことを今思っている、考えていると塾側にメッセージを出してみることをオススメします。
次は、塾代を減らして「もったいない」を緩和する方法を話します。
無理して高い塾代を捻出しなくてok!
結論からいいますと、無理に塾に行かせる必要はありません。
「一番費用対効果が高いのは教育」と言われますが、借金してまで行かせる価値はありません。
これまで”教育費は聖域”とされてきました。
どんなに生活が苦しくても、子どもの将来につながる塾代はケチらない。
しかし、時代は変わりました。
今やネットを使えば、質の高い授業が無料、もしくは低価格で受けられます。
情報収集の場として塾を使う保護者もいますが、今やSNSで質問したり、ネットで検索すればある程度の情報は収集できます。
子どもの成績アップや受験のために塾ありきで考えるのは、お財布に優しくありません。
もちろん塾に通わせるメリットもあるので、それにお金をだす価値を感じるなら多少の無理はしても良いかもしれません。
ただ、塾依存症になると、お金がいくらあっても足りません。
一度リセットして一緒に考えてみましょう。
予算だけで塾を決めると、失敗する
中3の子どもがいると仮定しましょう。
塾代はいくら?
集団塾と個別指導塾では、塾代は違います。
個別に週2回通わせると、大手は3万ぐらい。
もう少し安いと、2万円前後の塾もあります。
王道は英数での受講。
1週間に、英語と数学を1回ずつやります。
5教科面倒をみてほしい~という保護者が多いので
オプションで国理社をつけるケースもあります。
もちろん追加料金はかかりますが、週に3回通わせるよりは安い!
(集団授業や映像授業にして料金を抑えてます)
授業形式
- 講師の説明を聞いてから演習(この間、先生は別の生徒をみてる)、解答と解説
- 自分で説明を読んで演習&丸付け。分からない問題を講師が解説
- 全てパソコンでやってしまう
↑授業形式と子どものミスマッチが起きると、お金をムダにします。
逆にいえば、そこに伸びしろ(節約できる部分)が隠れてます。
今、ミスマッチが起きてないかを子どもに確認してください。
授業形式と子どものミスマッチは、教科単位でおきます。
なぜなら、好き嫌いや、もともとの学力が、塾の授業を受けるときに影響するからです。
しかも、入塾時は子どもにあっていても、時間がたつにつれて合わなくなることも。
特に勉強のコツをつかんだり、成績が伸びてる子にはミスマッチは起きやすいです。
今塾に通わせている人の節約術
個別指導の場合、授業の回数で月謝がきまります。
基本的には月4回で1教科をイメージすればok。
週2回通わせているなら、週1回に減らしての節約が王道です。
だいだいの塾は、1週間で英語1回、数学1回の構成だと思います。
つまり、今通っている個別指導塾の費用を節約するなら
英語か数学をやめることになります。
自分で勉強できれば、1教科減らして塾代を半分にできます。
まずは、子どもと話し合いましょう。
この手の相談は、子どもが可愛そうだから。。。
とためらいがちです。
でも、意外に「塾に行く必要性」を感じていない子もいますよ。
こんな授業なら、一人で勉強してるほうが良いと。
塾の回数を減らしても、ちゃんと勉強したら、おこずかい1000円増やしてあげる
といったら喜ぶ子も多いと思いますよ。
1教科減らす(週2⇒週1)にするだけでも月1万~1万5千円ほど節約できます。
年単位なら11万~18万の節約です。
わたしは、中学生の家庭学習は、教科書とワークを中心に、分からない内容はYou Tubeで検索して授業動画を探す方法を推奨しています。
この勉強法で英語か数学がいけそうであれば塾の回数を減らして費用を節約できます。
子どもと話し合う場を定期的に用意して、受講コースや塾自体があってるかを確認しましょう。
成績が2~3の子に関しては、授業時間が圧倒的に足りない
という可能性もあります。
もともと基礎力が不足してるので、復習すべき範囲が広すぎるのです。
塾に通わせてるのに成績があがらないと、「教え方が悪いのでは?」と考えがちです。
たしかに、講師の力量不足が原因の場合もあるのですが、授業時間が圧倒的に少ないことも原因のひとつになることもあります。
宿題をたくさん出しても、分からないことが多すぎて勉強になりません。
教室長に相談しても、「自習で対応しますね」と言われませんか?
自習は、あくまでも「自分で勉強する」ですから、基礎が足りてない子には厳しいことが多いです。
じゃあ、授業を週に1コマ増やしたら成績が上がるのかと言われれば、その子にもよりますが「焼き石に水」の可能性もあります。
まず、家庭で基礎力を補強させたほうが良いです。