英語のルールは「動詞」をみると分かりやすいです。
- 動詞は「Be動詞」と「一般動詞」に分かれる
- 英文は3種類ある:「ふつうの文」「?の文」「☓の文」
この2つが前回までのポイントでした。
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今回はステップ3の第二弾として、「複数形のS」「三単現のS」について話します。
単語にSをつける話は2つある=名詞の複数形/三単現
中学1年生の英語で、単語にSをつける話しを聞いたことはありませんか?
- [run]⇒[runs]
- [study]⇒[studies]
みたいな感じです。
あ~そんなの習った気がするという人もいるだろうし
全然覚えてないという人もいると思います。
どんな状態の人でも分かるように説明していきますので
安心してください。
今日のポイントは2つです。
[list class=”li-mainbdr strong”]
- 「S」をつける話は2つある
- どんなときにSをつけるの?
[/list]
中1で[run]⇒[runs] [study]⇒[studies]
と習うわけですが、似たような話があるんですね。
[book]⇒[books] [dish]⇒[dishes]
↑
こんなヤツ
これ、似てるようで話が全然ちがうんですよ。
そこの区別をしっかりつけようね
というのがポイント1です。
ステップ1で単語をしっかり覚えていれば、上の単語の意味はわかりますね。
- [run]=走る
- [study]=勉強する
- [book]=本
- [dish]=皿
4つの単語を日本語にしてみると、なんとなくグループが違うのはイメージできるかと思います。
上の2つは、動きを表すので動詞(一般動詞)
下の2つは、モノの名前なので名詞です。
ということは英語では、動詞にSをつけたり、名詞にSをつけたりすることがあるわけですね。
すごい大事なことなので、しっかり覚えておきましょう。
[memo title=”ポイント”]
動詞や名詞にSをつけることがある
[/memo]
どんなときに名詞や動詞(一般動詞)にSをつけるの?
複数形のS
[box class=”box15″]モノの名前をあらわす単語(名詞)が、1つよりも多いときには、Sをつける。[/box]
これがひとつめのルール。
本が2冊あったら[book]⇒[books]にしないとダメだということです。
- (まちがい)two book
- (正しい) two books
三単現のS
[box class=”box23″]
ふーん。名詞はたくさんあったらSをつけるんだね。
だったら、動詞にSがつくのも、たくさんあるとき?
でも、動きは数えられないよね?
[/box]
そうです。動きは数えられません。
なので別のルールがあるんです。
「だれが、なにが」を表す言葉と、話したい内容の時間(正確には時制)できまります。
[box class=”box15″]
「だれが、なにが」をあらわす単語がIでもYouでもなくて、ひとり(ひとつ)
しかも「現在」の話をしたいときには動詞にSをつけます。
[/box]
よく教科書や参考書に「三単現」「三人称単数現在形」なんて言葉があったりします。
この言葉自体はむりに覚えなくてもokです。
「だれが、なにが」をあらわす単語がIでもYouでもないのが「三人称」です。
ひとつ(ひとつ)のことを「単数」といいます。
難しい文法用語でルールを覚えようとするとなかなか覚えられません。
なので
「だれが、なにが」をあらわす単語が
IでもYouでもなくて、ひとり(ひとつ)
↑
ここを何回も確認しながら
自然とおぼえてしまうまで問題練習をするのがおすすめです。
このルール自体を丸暗記しでもあまり意味がないです。
試験で使えないとダメなので、問題をやりながら
常にチェックしたほうが点数があがりますよ。
では練習してみましょう。
次の文章、どちらが正しいでしょうか?
(1)わたしはリンゴが好きです。
I[like] an apple.
I[likes] an apple.
(2)ケンは英語を勉強してます。
Ken [study] English.
Ken [studies] English.
(3)ケンとクミは英語を勉強してます。
Ken and Kumi [study] English.
Ken and Kumi [studies] English.
[box class=”box26″ title=”解き方”]
「だれが、なにが」を表す単語、文の主人公をさがしましょう。
主人公をみつけたら「I、You以外で、ひとり(ひとつ)」かをチェックします。
I、You以外でひとり(ひとつ)、しかも現在の話なら動詞にはSをつけないといけません。
[/box]
解答&解説(1)
主人公は「I」です。
なのでSはつけられません。
[S]をつけるのは、IやYou以外じゃないとダメ。
解答&解説(2)
「Ken」は「I」でも「You」でもありません。
とりあえず「S」をつける条件はクリアしてます。
思い出してください。
動詞にSをつける条件は「IでもYouでもなくて、ひとり(ひとつ)」
そう。人数もチェックしないといけません。
「ケン」は1人ですね。(もちろん世界中をさがせばケンという名前の人はたくさんいるでしょうが、この英文の主人公のケンはひとりですよね)
「I、You以外」で「ひとつ(ひとつ)。
しかも現在の話をしてるので条件を全てクリアということで
動詞にはSをつけます。
解答&解説(3)
主人公は「Ken and Kumi 」です。
「I、You以外で、ひとり(ひとつ)」かをチェックしましょう。
「Ken and Kumi 」は「I、You以外です」なのでクリア!
しかし、「Ken and Kumi 」は「ひとり」ではありません。なのでアウト!
ということで、動詞にSはつけません。
次はステップ【3-3」です。
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