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姿勢と勉強の関係。血流が悪い子どもは脳の酸素とブドウ糖が不足して集中できない

子どもが勉強に集中できる環境を作りたいなら「姿勢」が大事です。学習環境といえば「雑音がない静かな場所」が一番大事だと思うかもしれません。雑音がなければ勉強に集中できるかどうかは個人差があります。幼児にとくに多いですが、静か過ぎる場所だと逆に眠れない子もいます。

今回は小学生や中学生の勉強を想定して話します。

雑音と集中との関連性は薄い

テレビの音程度では勉強の集中を妨げる要因にはなりません*1。なので必ず勉強部屋を準備しないとダメではありません。ダイニングやリビングでも十分に勉強はできます。どこで勉強するかよりも、どのように勉強するかが大事です。

姿勢が悪いと血流が悪くなり脳がエネルギー不足に

勉強に集中させるには「脳と体の疲労」を軽減させる仕組みが必要なのです。疲労の原因は「血流」です。勉強していてお尻や腰が痛くなった、肩がこったというのは同じ姿勢で長時間勉強しているからです。

血の巡りが悪くなると細胞に栄養が届かなくなります。血流が低下している部分には老廃物もたまりやすく、冷えを感じやすくなります。

さらに勉強で一番重要な脳にエネルギーが回らなくなります。脳は体重の2%しかありません。しかし血流の15%ほどが集まる部位です。。血流が悪いと体のあちこちに疲労がたまり座っていられません。脳が働きが落ちているので暗記がすすまず問題がとけず勉強に集中できなくなります。

なので正しい姿勢で勉強すること。定期的に勉強をストップして立ったり歩いて血行を良くすること、脳にエネルギー(酸素とブドウ糖)を補充してあげることが重要です。

正しい姿勢

チェック1:猫背になってないか?

チェック2:脚を組んでないか?

チェック3:両足を床につけてるか?(椅子に座る場合)

チェック4:あごをだしてないか?

チェック5:片肘をついてないか?

 

これらは全て血流を悪くする姿勢なので、あてはまることがあれば改善してください。

 

学習椅子を検討する

正しい姿勢を理解しても、実践するのは難しいかもしれません。特に小学生や中学生は目を離したとたんにダラっと姿勢を崩していることも。

なので勉強用に開発された学習椅子を準備すると良いでしょう。

 

15分に一度は立つ

座る時間が長いと死亡のリスクが高まるという研究結果があります。人間が集中力をキープする適切な時間は15分が限界とされています。

ゲームに集中しだすと1時間でも2時間でもずっとやれる子も多いですが、ずっと集中しているわけではありません。気はちってるし、体のあちこちも痛くなっているでしょう。

 

正しい姿勢で勉強することで15分間の勉強の密度は濃くなります。しかし15分を越えたら休憩させないといけません。疲れや飽きがでてくるからです。

なので姿勢がよかろうか悪かろうが15分で1回休みをいれてください。

 

じっと同じ姿勢で勉強を何時間もやっている=集中している
と勘違いしないようにしてください。

勉強せずに窓をぼーと眺めていたり、部屋をウロウロしている子の場合は集中できてませんが、15分で1回休ませることとは関係ありません。

立ったまま勉強したほうが集中できるかも

座ってるよりも立っているときのほうが脳の活動が活発化することも分かっています。

「休み」と書きましたが、正確にいえば「座るのをやめる」ということです。つまり休憩中でも立ったり歩きながらテキストを音読したり黙読するのはokだということです。

わたしは学生時代、勉強していた眠くなったら「立って勉強してました」当時は脳の仕組みを理解して勉強していたわけではありません。立って音読すると眠気が飛ぶという経験則でやってましたが、理にかなっていたようです。

最近で外資系の企業をはじめ、スタンディングデスクを導入しているところが増えてます。立ったまま仕事ができる環境を意図的にとりいれてるのです。

以上、学習椅子で勉強させれば血流が良くなり脳の回転がよくなります。という話でした

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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