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小中学生の子どもに勉強の集中力をつけたい!整理整頓と環境の作り方まとめ

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子どもに整理整頓の習慣をつけるメリットを言えるでしょうか?なんとなく大事だと理解してるけど、どんな効果があるのか知らない。使ったモノを元に戻したり机をきれいに出来ると、どんな良いことがあるかを解説します。

 

わたしが個別指導塾で15年間講師、教室責任者として働いてたときに、ふと気づいたことがありました。小学生、中学生に関係なく成績の良い子どもは、授業が終わると消しゴムのカスをゴミ箱に捨てているのです。

授業後に机をきれいにしてから帰るようにと張り紙をする塾もあります。わたしの塾ではそういう指示は一切だしていません。なので自主的に消しゴムのカスを処理していたことになります。一度気になると徹底的に分析したくなる性格です。

全生徒の授業後の様子、成績、そして保護者面談で子どもが整理整頓ができているかをお母さんに聞いてみました。

すると小学校や中学校で成績が良い子は整理整頓が得意であることが分かりました。なんとなく予想はついたけど、データをとって分析したのは初めてでした。

じゃあ、「整理整頓ができると成績が良くなる」という大雑把な話かといえば違います。もう少し細かい話をしたいと思います。

 

モノを減らすと集中力が増す!脳の仕組みをフル活用

脳科学的に分かっていることは「モノを減らすほど集中力が増す」ということです。勉強に関係ないものを排除すると集中力が増すのです。

片付けができない子どもの学習環境は、勉強に関係ないものが散らばっています。なので数学を勉強している最中に、床に転がってるマンガの続きが気になったり、机においてるスマホでラインをやったり、ゲーム機をみれば遊びたくなるのです。

 

視界から勉強に関係ないものは消してしまうのが集中力を高める一番の方法です。マンガ本は本棚のなか、ゲーム機は引き出しの中、スマホは机におかない。このように整理整頓できる子どもは視界から勉強に関係ないものを排除することで集中力を高めることができているのです。

ちなみに「モノを減らすと集中力が増す」のは勉強だけではありません。全ての行動にあてはまります。例えば眠りが浅くて朝起きるのが苦手な子どもがいるとしましょう。睡眠に関係ないものは全て視界に入らないようにするだけでも、眠りのレベルは変わってきます。睡眠障害がある人には必ず指導されることです。環境がいかに重要かということです。

 

勉強に集中できる子ども部屋作りの基本

整理整頓できる子どもは、断捨離もうまいです。勉強するときはスマホやゲーム機を保護者に預けたり、勉強部屋におかないように自分でやります。

 

いきなり断捨離まで完璧にすることは難しいので、まずは使ったモノは元に戻すようにルールを作ると良いでしょう。子供部屋がある場合はモノの配置はよくよく考えること。小学生1年~4年あたりなら親が決めてしまったほうが良いです。子どもが中学生の場合は話し合いで決めてください。配置に関するアドバイスをするにとどめてください。決めるのはあくまでも子どもです。

考え方としては机に座ったときに勉強に関係ないものが視界に入らないようにモノを配置します。例えば教科書や辞書、参考書は机の本棚におくけど、漫画を収納する本棚は子どもの背中側に配置するようにします。

 

今回は「子ども部屋」がある場合を前提に話しました。わたしは必ず子ども部屋を準備しないといけないとは考えていません。居間で勉強しても成績優秀な子はいます。環境が人を作るのは間違いありません。特に勉強が嫌いな子は、関係ないものを排除した環境が一番適しています。ただし勉強部屋でなければダメとも限りません。子どもの気が散らなければいいのですから。マックやミスドでテスト勉強している子どもを見たことありませんか?あそこにいる子どもは2つの属性がありまして、友だちと騒ぐのが目的の子と、本当に集中して勉強している子です。

この話では後者の属性を例にしたいのですが、あんなうるさい所のほうが集中出来る子もいるのです。たしかに遊びたくなるものは何一つありませんからね。そういう意味では家の台所でも良いわけですよ。大事なのは子どもの気持ちなので。

 

子どもの気持ちを無視した環境絶対主義者に親がならないように注意しないといけません。

www.childcarenabi.com

カバンの中も整理整頓。プリント管理で成績に差が出る

漫画やゲーム機を元に戻すことができても、プリント類の整理整頓が不得な子どもは多いです。学校用の鞄の中をのぞくと、パンパンにふくれたファイル、ボロボロのプリントが入ってたりと個性あふれる状態になってます(汗)

おすすめは専用ファイルで管理することです。とりあえずプリントはファイルの中にしまう考え方は間違いではありません。でも時間がたつにつれてファイルがパンパンになっていきますよね。特に中学生の通学鞄はただでさえ教科書とノートで重いのに、パンパンのファイルまでいれるとなると、、、かわいそうになってきますよね。

 

なのでメインのファイルのほかに、ファイルを2つ用意して管理します。

 

その日に学校でもらったプリントをしまっておくファイルを準備します。そして家に帰ったらそのファイルのプリントを全部にぬきとって空にします。

次にぬきとったプリントの仕分け作業を子どもにさせてください。例えば学校ではもう使わないけど、テスト勉強に使えるプリントは自宅用ファイルで管理します。★このファイルは該当するテストが終了したら空にしてください。

保護者に渡すべきプリントはそのまま手渡させます。

今後の授業で使う予定のあるファイルはメインのほうにしまいます。こんな感じで、夜に1回ファイルからプリントを取り出すことを習慣化させます。

整理整頓が不得な大人の場合、家に帰ったら鞄の中身を一度出してしまうと良いのと同じです。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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