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家で勉強しない娘、息子に親がやるべきことは勉強法を教えることではない

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家で勉強しない子どもに悩んでませんか?

・家でゴロゴロしている
・すぐ遊びにいってしまう

 

「勉強しないの?」と親が言おうものなら

「今勉強しようと思ってたのに!!!」と逆ギレされる。

 

「どうしたらいいの?」と藁をもつかむ思いで入塾の面談に来られる保護者がたくさんおられました。

今回は「家で勉強しない娘、息子に学習習慣を見につけさせる方法」を解説します。

(この記事は2018年7月9日に更新されました)

勉強法よりもルール作りが先

家で勉強させるために一番重要なのは「毎日同じ時間に、同じ場所で、勉強させること」です。

子どもが小学生であろうが、中学生であろうが関係ありません。

どんな勉強法よりも優先される最重要事項です。

大事なのでもう一度いいます。
毎日同じ時間に、同じ場所で、勉強させるべし!

 

この根拠は脳科学的に証明されています。

 

複数の選択肢があった場合、「考える」という行動が一つふえます。

 

もし「大好きなスイーツを選んでください」
と質問されたら嫌がらずに考えるでしょう。

 

逆に、自分では判断しづらい選択は面倒で先延ばしをしたくなりませんか?

あとから考えよう。。。みたいな。

 

人間は嫌いなことの選択は先延ばしする

これは家で勉強しない子も同じなんです。

「今日は何時から勉強しようかな」
「今日はどこで勉強しようかな」
「今日は何を勉強しようかな」

こういう選択を脳でしないといけませんが、もともと勉強が好きではないので「先延ばし」をしてしまうわけです。

その結果、お父さんやお母さんに「宿題はないの?勉強しないの?」と聞かれようものなら、

「今やろうと思ってたのに!!!」と反抗してしまうわけです。

 

「今やろうと」という言葉を親は「どうせ言い訳でしょう(本当は勉強する気はなかったでしょう)」と考えがちなのですが、

実は本当に「考えている」場合が多い。
ただ選択するのが面倒だっただけ。

 

なので家で勉強しない子どもには「脳で考える負担を減らせば良い」のです。

 

子どもの勉強法が気になる保護者は多いのですが、もう少し手前、入口になる部分に注意してほしいのです。

「どういう風に勉強していいのかが分からないから、子どもは家で勉強しない」と考える保護者が多い。

しかし、(何をどうやるかを考えるよりも)家で勉強する習慣をつけるのが先です。
効率の良い勉強法を探すのはその後です。

 

同じ時間に同じ場所で勉強する。

この習慣づけする時期は早いにコシたことはありません。

小学1年生からつけるべき習慣です。
家で勉強するのが当たり前の状態を作らなければなりません。

 

小学生の1年から3年あたりまでは、学校での勉強が嫌いな子は少ないです。

学校でアンケートをとっても「大好き」「好き」「ふつう」で7割から8割いきます。

 

嫌いにな教科がではじめるのは小学4年生からが多いです。算数が一気に難しくなるのが原因。

人間は好きなものは苦もなく実行できます。なので低学年から、家で勉強させる習慣をつけさせることが重要なんです。

 

何をやらせるかを迷う前に、同じ時間に同じ場所に子どもを座らせることが大事なんですね。

小学1年や2年生の間は、学校の授業スピードもそれほど早くないので、毎日勉強させる必要はないかなと考えがちです。

 

今はそれで良くても後からキツくなります。

なので短時間でも良いので毎日、同じ時間に同じ場所で勉強することを習慣化することが非常に重要になるんです。

 

自宅で勉強する習慣を小学校高学年や中学生に身につけさせる場合は、ハードルが高くなります。

理由は2つあります。

・「勉強は苦手、嫌い」と認識している。
・親に反抗したくなる年齢である。

 

子どもと家でケンカするくらいなら塾に行かせようと考える親も多いです。
この判断を否定するつもりはありません。

 

しかし家で勉強しないと成績は上がらないことは覚えておいてほしいです。

どんなに素晴らしい授業をしてくれる講師にめぐりあってもです。

 

「分かる」と「出来る」は違う

よくわたしは子どもに「分かる」と「できる」は違うよ!と話してました。

塾で分かったつもりになって、家で勉強しないと意味はないよという意味です。

 

この例外は拘束時間の長い塾(自習を含める)に通わせた場合です。

授業の他に自習を強制的にやらせる塾や、理解するまで家に帰らせない。
しかも週に通う回数が多い、などであれば「家で勉強しなくても成績は上がるかもしれません」

 

おもしろいのは、家で子どもが勉強しなくて悩んでいるのに、そういうスパルタ塾を好まない親が多いということです。

つまり「子どもに甘い」ということ。
小学生からの接し方の甘さのツケを払わされているのに、厳しい対応を回避してしまうのです。

 

その結果、それほど厳しくない塾に通わせ、相変わらず家で勉強はしないけど、まあ塾に行ってるから大丈夫とひとまず安心。

定期テストや通知表をもらって、子どもの成績が上がってないことで、ようやく慌てるパターン。

 

スパルタ塾に通わせない限り、家庭学習なしで子どもの成績をあげるのは厳しいです。

ふつうの塾でも宿題はだしますが、勉強時間や場所まで指定する所は少ないと思います。

そこまでつっこんだ管理ができるのは保護者しかいません。

 

ということで本日のまとめ。

家で勉強しない子どもには「毎日、同じ場所で同じ時間に勉強するルール」を与えること。

この段階では内容は自由です。
まずはテーブルもしくは机につかせる。

本当に勉強が嫌いな子は、椅子に座るだけでも良しとします。

話はそこからです!

 

・参考リンク

次は「家のどこで勉強させるか」について話します。

以下のリンク先ページをご覧ください。

www.childcarenabi.com

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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