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子どもを私立の小中学校に通わせるか悩む人へ。無理して通わせる必要ナシ

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子どもを私立の小学校や中学校に行かせるかどうか?一概には言えませんが、公立に行かせるより、私立のほうが子どもの能力を引き出せるのではないか?一度は考えたことがあるかもしれません。

 

私立に通わせるまでのハードルは、受験と費用の2つです。公立と比較して設備がどうのこうのというのは、比較サイトや学校のパンフレットを見ればだいたい分かります。

このブログは子育てをメインテーマにしてますので、費用面から「子どもの学校を私立にするかどうか」を解説してみます。※一般的には都市部では私立志向、地方では公立志向が強いと思います。今回は全体的な話で、地方特有の問題にはふれてませんのでご了承ください。

子どもを私立に通わせるなら、月10万円の余裕がほしい

ざっくりしたイメージを先に言います。家計に1ヶ月あたり10万円の余裕がない場合、子どもを私立に進学させるとえらい目にあう可能性が高くなります。

収入は家庭によって全然違いますので、あくまでも平均数字でシュミレーションしてみます。一般的には子どもが公立の小学校、中学校、高校に通っている間に、大学に進学するための資金を貯蓄します。

もし小学校から私立に通わせた場合、大学進学の資金をためることができない可能性がでてきます。

1年間にかかる小中高の教育費の平均額を「公立」「私立」で比較してみましょう。

 

★公立
小学校 【32万】
中学校 【48万】
高校  【41万】

☆私立
小学校 【156万】
中学校 【134万】
高校  【100万】

 

いかがでしょうか?小学校だと4倍近く、中学校と高校は2倍以上、私立は公立よりもかかります。子どもを大学に進学させる場合、貯蓄目標は400万。子どもが18歳になるまでに、学校に通わせながら貯金ができるかがカギになります。

 

どのぐらいの収入が今あるのか?そして未来に期待できるのか?

まずここを具体的にして、次に毎月どのぐらいの支出があって貯金をいくらできているのか?この2つを明確にします。収入と支出の両方をみて、はじめてお金の動きは分かります。

はじめの話に戻りましが、子どもを私立小学や中学に通わせるには、毎月10万円ほどの余剰資金がないと家計が破綻する可能性が高くなります。

 

子どもが高校を卒業したあとのヴィジョンをどう描くか?

高校卒業後に就職させるか?進学させるか? 多くの保護者は「できれば進学させたい」と考える人が多いです。「進学」には大学だけでなく専門学校も含めます。

高校卒業生のなかで就職する割合は全国平均で約17%です。地域によって数字の開きに差があります。青森県や岩手県、秋田県あどは30%を越えますし、神奈川県は7%台と低い県もあります。

平均値で考えると8割に近い高校生が進学してる計算になります。最近は本人の特性や意欲に関係なく、大学や専門学校に進学するのが当たり前、親がお金を出すのは当たり前という風潮があります。高校で勉強がおもしろかったから、将来こういう仕事につきたいから大学受験するというより「みんな行くから」という感じです。

なので勉強が嫌いな子、成績がいまひとつな子の場合は国公立大学に行くよりも、費用がかかる私立大学に通わせる可能性が高くなります。

ちなみに学費は国立だと約250万円、私立大学だと約400万近く必要になります。これ以外に教科書代や交通費、家を出るなら一世帯分の生活費が必要になります。

なので子どもが18歳になるまでに目標貯金額は400万としてます。

仮に10年間で400万ためるとしたら3万3千300円ずつためないといけません。子どもを私立の小学校や中学校に通わせる場合は、その教育費も上乗せされます。

さきほどご紹介したデータからいえば私立小学の場合1年間に156万かかりますので、156万÷12ヶ月=13万/月   私立中学の場合は134万かかりますので134万÷12=約11万/月必要になります。

5年後、10年後の自分が見えない不安

コンピューター技術が進む中で「将来自分の仕事がどうなっているのか分からない」という漠然とはしてますが、見過ごすわけにもいかない悩みを抱えている人も多いです。

極論をいえば、ロボットが人間の仕事を奪うという世界です。専門性の高い仕事は5年後、10年後も残るでしょうが、そうでない多くの仕事はどうなってるのか分かりません。

 

例えば通勤で電車を利用しているなら、自動改札がふつうですよね。昔は人間が利用者一人一人に対応していたと言っても、今の子達は信用しません(汗)

スーパーでもセルフレジを見かけるようになってきました。マックやユニクロなどでも試験的に導入している店舗があると聞きます。これがコンビニに導入されたどうなるのか?

利用者ではなく働く側の視点から考えていくと、やはり将来に対する不安は拭えません。となると無理して子どもを私立に通わせることが本当に必要なのか?という問への答えは自ずとでるでしょう。

私立だから安心というのはあり得ない

私立だから安心とは言えません。私立教員が生徒に不適切な行動をとり、学校はそれをもみ消そうとした事例は私立も多く見かけます。というより、公立と違い民間なのでイメージを損なわないようにするという意味では公立よりも問題が明るみになりにくいでしょう。

じゃあ、公立が良いのかといえばそれも違います。飲酒運転で懲戒免職をうけ、夏休みが終わったら担任が変わってた。。。という事例は各地であります。

 

何が言いたいのかといえば、子どもの将来の教育に対して必要以上に悩む必要はないということです。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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