このページでは、子供の食事に関する情報、特に「頭のよくなる食べ物」について解説します。
- 朝ごはんのメニューで悩んでる
- おやつは何がオススメ?
- 頭のよくなる食べ物ってあるの?
↑こんなお悩みのある、保護者向けの記事になります。
低GI食品
脳にエネルギー(ブドウ糖)を送り続けることが、子供の勉強には必要です。
体全体に必要なエネルギーの25%を脳が使います。
体の大きさから考えるとアンバランスな数値ですが、いかに脳が重要な役割をはたしてるかが分かります。
わたしたちが口にする食べ物は、大きく2つに分けられます。
・食べた瞬間に血糖値が増加する
・血糖値がおだかかに上がりキープされる
ここでは前者を「高GI食品」、後者を「低GI食品」と定義します。
※GI=Glycemic Index(グライセミック・インデックス)
食後血糖値の上昇度合いを示す指標
今回のテーマは「頭のよくなる食べ物」ですので、その視点からいうと「低GI」が最適です。
なぜなら、高GI食品は一時的にエネルギー量が増えますが、持続力がありません。
子供が勉強するのは一時的な瞬間ではありません。
例えば、小学校で一時間目でエネルギーが切れてしまったら、給食まで脳がフル稼働できないということです。
たえず、エネルギーを送り続けないといけません。
持続力の観点から、子どもには低GI食品を用意してあげると良いでしょう。
高カカオチョコ
小学生、中学生に関係なく、家庭学習のオススメの時間帯は夕食前です。
適度な空腹のおかげで、記憶が強化されるからです。
でも、ある程度のエネルギーは脳に送りたいところです。
そこで必要なのが、夕食前の軽いおやつ。
チョコやあめ、バナナを推奨してます。
チョコのなかでも、高カカオのチョコは低GI食品なのでオススメです。
ただし、カカオ率の高いチョコは、大人の味なので、子どもの口にあわないかもしれません。
それと、定番のチョコよりは値段が少し高めになります。
予算と子供の好みが合致してるのであれば、夕食前の家庭学習に、高カカオチョコをオススメします。
※エビデンス
卵は、栄養値が豊富で料理のバリエーションも多い!
卵は低GIかつ、必須アミノ酸9種類を全て含んでます。
食物繊維とビタミンC以外の栄養素が、ほぼとれます。
調理法もさまざまあるので、アレルギーがない子であれば
積極的に使いたい食べ物です。
肉、魚、乳製品はおおすめ低GI
菓子パンはGI値が高いので要注意!
「菓子パン」がオススメできない理由
砂糖が大量に入ってる食物を、体内で吸収するには
ビタミンB1が必要。
なので、食べるほど体内のビタミン1がなくなり、疲れやすくなります。
体が疲れてると記憶力も低下します。
砂糖を多く含んだ食品は菓子パンだけではありません。
ただ手軽ゆえに、朝ごはんにだす家庭も多いと思います。
疲れてる、忙しいときに、菓子パンをだすことも仕方ないと考えます。
ただ、毎日ださない、ビタミンB1を補ってあげる
などの配慮をすることは大事です。
米
白米より玄米のほうがGI値は低い
(=GI値は加工法で変わります)
もち>白米>玄米
食物繊維
きのこ
「頭の良くなる食べ物」に、きのこをオススメします。
きのこは食物繊維が多く、血糖値の情報を抑える食べ物です。
食物繊維といえば、便秘解消に効果があるというのがご存知かと思います。
実は、昔と比べて、便秘の子供が急増してるというデータがあります。
「便秘または便秘ぎみ」まで含めると30%、
1週間に1回しか便がでない子も、全体の10%
これは都内の一部の小学校の調査結果ということなので
日本全国と断定はできませんが、説得力のあるデータだと考えます。
昔も、学校のトイレで「大」はしずらい。。。というのはあったと思います。
それに加えて、運動が好きではない子が増えてる、食生活の乱れなどが影響してると考えられます。
便秘の状態で、学校の授業に集中できるか?
「便秘=集中できない」とは必ずしも言えませんが、例えば授業中におなかが痛くなったり、トイレを我慢してたら、先生の話は耳に入ってこない
そんな可能性はありえると思います。
「食物繊維」以外のポイント
ぶなしめじ
ビタミン類(ビタミンB1,B2、ビタミンD)が豊富
エリンギ
免疫力アップの効果も期待できます。
なめこ
水溶性食物繊維が豊富です。
きくらげ
カルシウムの吸収を助けてくれます。
きのこ以外
野菜や海藻にも食物繊維がたくさん含まれてます。
ご飯にも食物繊維が含まれてます。
炭水化物抜きダイエットが、すっかり定着しましたが
ご飯をぬいたせいで食物繊維の量が一気にへり便秘になる
という可能性もあるので注意が必要です。
朝ごはんには、パンと米で悩んだらお米にすると良いですね。
時間がないときは、たまごかけご飯でも
立派な「頭のよくなる食物」といえます。
時間があるときは、海苔付きのおにぎりにしても良いでしょう。
海苔は、食物繊維だけでなく、タンパク質、ビタミンC、葉酸、など
栄養が豊富です。
ヨーグルト
ヨーグルトは便秘予防におすすめです。
さらに腸内環境を整え、かつ脳にも良い影響をあたえます。
最近の研究では、「腸内細菌の働きが、脳の機能に左右する」ことが分かってます。
子どもの腸内環境がよくなれば、脳も活性化して勉強しやすくなります。