平均点以下の中学生が成績をあげた勉強法

定期テスト(期末考査)で平均点以下の中学生、もしくはその保護者向けの記事です。

次のテストで最低でも平均点、できればそれ以上ほしい子は参考にしてください。

個別指導15年の経験をふまえて、成績を大幅にあげた子の共通点と勉強法を紹介します。

中学3ステップ勉強法

  • 心を整える
  • 正しい勉強法を知る
  • 時間の使い方を知る

この3つを上から順番にやると、成績アップします。

心が整っていない、例えば「自信がない」のに正しい勉強をしても、続けられません。
途中でやる気がなくなって三日坊主で終わります。

「メンタルも勉強の方法も大丈夫!」と安心してはいけません。
勉強する時間がなければ、何も出来ません。

ムダをなくして効率的に勉強する方法を教えますが、「心(メンタル)」と「時間」の掛け算で点数は決まります。

心を整える

今の自分を受け入れる(他人と比べない)

平均点以下の子が、成績の良い子と同じ勉強をしても、同じ点数はとれません。
厳しい言い方になりますが、「これが現実」です。

小さいころからの勉強の積み重ねが「今」を作っているので仕方ありません。

他人と比べず、今の自分を素直に受けいれる

友達が英単語100個を2時間の勉強で覚えられたとしましょう。
しかし、それは友達の話であり、自分が2時間を覚えられるとは限りません。

3時間勉強しても覚えられないかもしれません。
そんなときに「自分はダメな人間だ」「勉強しても意味がない」と勘違いしてほしくありません。

勉強に必要な量や時間は、個人差があります。
他人と比べても意味がありません。

1時間で覚えれないなら2時間
2時間で覚えられないなら3時間

勉強しても解けるようにならない、覚えられなくて凹んだときは
「能力」が足りないのではなく「時間」や「繰り返し」が足りないだけだと考えてください。

「能力が足りない」と考えてしまうと、「勉強しても意味がない」という結論だけしか生まれません。
中学レベルの勉強であれば、才能は関係ありません。

ミニテストで自信をつける

テストで平均点以下の子どもに一番必要なのは「自信」

「やればできる」という成功体験です。

大きな壁を超えるには、小さな階段を作ってひとつひとつ登ることが大事です。
ハードルが高すぎると、何をして良いのか分からないし、やる気もおきません。

まずは、「定期テスト」ではなく「ミニテスト(章末テスト、暗記テストなど)」で目標点を決めてクリアできるように勉強しましょう。

ミニテストは、定期テストよりも範囲が狭く簡単です。
目標をクリアできれば、次の勉強への意欲がわいてきます。

この繰り返しが、最終的に定期テストという大きな壁を乗り越えるためのパワーになります。

「正しい勉強法」を知る

同じ問題を繰り返す

平均点以下の中学生は「反復学習」が足りない

脳は、すでに覚えている情報に関連付けて、新しいことを記憶しようとします。
バラバラに覚えようとはしません。

例えば、「カレー」は知っているけれども「キーマーカレー」は知らないとします。
脳は「カレー」と関連付けて「キーマカレー」を記憶します。

つまり、知識を増やすには、「カレー」のような記憶のための基礎を先に覚えないとダメなんです。

「記憶のための基礎」を増やすには、反復学習が効果的です。
土台になる知識がゼロの状態で、知識を増やそうとするほどムダな勉強はありません。

テスト勉強に利用してる教材があると思います。
教科書、ワーク、プリント、通信教材、塾のテキスト、、、何でも良いです。

現時点で気にするべきは、何を使ってるかよりも、どれだけ徹底して使い込んでるかです。
ここでは「学校のワーク」をテスト勉強に利用してるとしましょう。

1回といて丸付けしで終わり

テストで平均点以下の典型的な学習法です。

これは勉強というより、作業です。
先生がワークのチェックをするから、かっこうをつけたという感じで、テストで点数をとるための勉強にはなってません。

改善ポイントとしては

・間違えた問題は、なぜ解けないかの分析&理解

・1回といただけでは不十分。次できるとは限らない

ワークの提出義務がないなら、直接書かずにノートにやれば何回でもとけます。

ワーク提出があるなら、書き込む前にコンビニでコピーする手もあるし、書き込んだ部分を紙で隠して解きなおすこともできます。

入試ではありえませんが、中学の定期テストであればワークと同じ問題がでることも珍しくありません。

もちろん、同じ問題がでないとしてもワークを繰り返しといて自分のものにする意味はあります。

なぜなら学校でわたされるワークは教科書準拠だからです。

教科書でおさえておいてほしいポイントがまとめたのがワークですから。

英語のワークなら、並べかえ問題がテストでは、穴埋め問題にとしてでるかもしれません。

もしくは和訳問題、英作問題になるかもしれませ。

いかなるパターンでこられても大丈夫なように、ワークの問題を作り変えてときなおすのも繰り返しのひとつです。

「時間の使い方」については、以下のリンク先ページを参考にしてください。

 

【保護者向け】平均点以下の子に塾や家庭教師は有効か?

基本的には、家でなんとかできないかを模索しつつ
どうしてもダメな場合はプロの手も借りる
というのがオススメです。

中学の定期テストで30点いかないなら、子どもの現状にあわせてくれる塾や家庭教師なら役立つかもしれません。
少なくとも集団塾は向いてません。

個別指導塾、家庭教師にしてもコマ数で料金が決まりますので、コスパは悪くなると思います。

  • 子どもの勉強を見てあげる時間がない
  • 勉強を教えるとイライラして怒ってしまう
  • 反抗期で口も聞いてくれない

こういう場合は、塾や家庭教師に任せるのもひとつの手かもしれません。
ただ、任せたから安心ということはありません。

お金をかけてるわりには、思ったほど結果がでないことにも、目をつむらないといけないかもしれません。(そういう意味ではイライラするかも)

塾や家庭教師を選んだ場合は、子どもが楽しそうかどうかで判断してください。

塾に行くのは別に苦ではなさそう
というのであれば、まずは第一ステップとしては合格です。

30点以上、平均点以下の子は、塾や家庭教師を検討する前に、上記にまとめた内容をチェックして、繰り返しやらせてみてください。

 

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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