このページでは小学生の復習のやり方について解説します。
・基礎学力を定着させたい
・テストの点を良くしたい
このようなお悩みをお持ちの小学生、もしくは保護者向けの記事です。
最後まで読むと効率の良い復習のやり方が分かります。
小学生の復習のやり方、3つのコツ
復習の成果は準備で8~9割決まります。
準備のポイントは3つです。
・板書以外のメモもノートに書き残す
・「当日」「週末」「月末」に復習日を設定する
・分かったつもりにならない(必ず練習問題を解く)
板書以外のメモもノートに書き残す
授業の風景がリアルに思い出せるほど復習の精度は上がります。
「先生は○○の話をしてくれた」
「▲▲君の発表がわかりやすかった」
このような、板書には残らないけれども学校の授業で印象的だったことをノートに書き残すのです。
新しい知識を習得するとき脳は、ゼロから記憶しません。
脳にあるさまざまな記憶とからめて覚えようとします。
なので記憶のフックになるためのエピソードを用意するのです。
書き残す内容に正解はありません。
仮に些細なことであっても自分の心に残ったものであれば、記憶のためのフックになってくれます。
何かをメモしようと意識することで授業を集中して聞けるようになるメリットもあります。
通常の板書とメモは区別できるようにノートに書いたほうが良いです。
色分けするとか、ノートに縦線をひいて区切るなどの方法が有効です。
わたしが学生のころは、先生のジョークをメモしてました。
教室がシーンとする笑えないだじゃればかりでしたが、教科の内容とは関連性があったので記憶の助けになりました。
どこで何が役立つかわからないものです。
「当日」「週末」「月末」に復習日を設定する
復習は「時間」よりも「頻度・回数」です。
忘れかけているときに、思い出そうとすると知識の定着する確率が上がります。
覚えたい単語や公式などをカードにまとめておいて見るだけの簡単な復習でも効果があります。
復習に使える総時間が60分あるとしたら、「当日」「週末」「月末」に復習日を作って時間を振り分けましょう。
一番さけてほしいのは、授業の当日に1回(60分)だけして、その後何もしないこと。
脳は大事だと思ったこと以外、どんどん忘れるようにできています。
じゃないと情報が膨大すぎて脳がパンクするからです。
脳に「これは大事な情報だな」と判断させるには、同じ情報を何回も見せる必要があります。
当日の復習だけでは回数が少なすぎてすぐ忘れます。
とはいえ、毎日同じものを復習する時間的な余裕はないと思います。
なので、「当日」「週末」「月末」にまとめて復習することをおすすめします。
分かったつもりにならない(必ず練習問題を解く)
知識を習得するうえで一番怖いのは「分かったつもりになること」です。
この瞬間、脳が情報をシャッターアウトします。
なぜなら、分かっているのにこれ以上の情報が必要ないから。
これ以上勉強すると「面倒くさいな」と思うようになります。
分かっているものを何回もやるのは苦痛ですからね。
ですが、実際は分かっていないのに「面倒くさいな」と思っていることが多いのです。
ケアレスミスのせいでバツが多いと思っていたら、実際は内容を理解していなかったのが原因の場合も多いのです。
学校や塾で先生の話が分かりやすいと、「分かったつもりになりやすい」ので注意してください。
勘違いしないためにも、練習問題で理解度を確認することが重要です。