小学生の教科書はいつ捨てる?処分せずに取っておくが正解!

このページでは「小学生の教科書をいつ捨てるか」について解説します。

「学年があがったら、古い教科書はどうしようかな?」

「小学校を卒業したら、教科書は捨てていいの?」

とお悩みの小学生の子どもがいる保護者向けの記事になります。

個別指導15年の経験をふまえて、子供の成績をあげる観点から処分する時期を話していきます。

前学年の教科書はいつ捨てる?

結論からいうと、「学年が上がっても教科書は捨てない」が正解です。

  • 使わないので捨てたほうが良い(ジャマ)
  • 中学受験するならとっておいたほうが良い
  • 教科書は復習に向いてない

などの意見が見られますが、中学受験するしないにかかわらず教科書はとっておくべき。

「学年が上がると、古い教科書は使わない」という意見もありますが、そういう状態の親が言ってるだけの話です。

たしかに小学校では前学年の教科書を使うことはないでしょうが、家庭学習では必要ですよ。

子どもの学力向上を考えると、年に3回は古い教科書を使うシーンがあります。

わたしは高校受験をみすえて、子どもが小学生のうちから模試をうけることを推奨してます。

ここでいう模試とは、中学受験用の超難しいレベルのものではありません。

全国の小学生が同じ問題を解くタイプのものでもありません。

高校受験するなら受けておいたほうが良い模試というのが必ずあります。
地域に根ざした教材会社が作成してることが多いです。

その小学生版があれば受けさせてほしいのです。

理由は、学校のテストや成績表では細かい学力がわからないからです。

基本的に学校のテストというのは、授業の理解度を確認するために行います。

例えば、国語のテストは、学校で習った物語や説明文の問題がでます。

一度読んだことのある問題と、一度も読んだことのない話の問題。

どちらも学力なのですが、学校のテストだけでは心もとないということです。

模試は春休み、夏休み、冬休みにうけさせます。

申し込むと、範囲表が配られます。

ざっくりいえば、現時点よりも前に習ったもの全てが範囲になります。

6年生であれば、5年~1年の内容も範囲になるということです。

これが模試のよいところです。学校のテストは範囲が狭いので、テスト勉強がしやすいです。
それに比べ、模試は範囲があるようでいて、実はありません。

春、夏、冬休みの復習のペースメーカーにもってこいなのです。

中学受験用を除けば、基本的に模試は教科書からしかでません。

なので教科書は勉強の中心になります。

もちろん、参考書や問題集を書店で購入してやらせる
という方法もあるでしょう。

しかし、参考書や問題集は、必要以上の情報がはいりこんでます。

なので効率的にテストにでるポイントを習得するには向いてません。

テスト勉強をはじめるときに、いきなり分厚い参考書や問題集から始めるのは効率的でしょうか?

まずは、「どうい内容がでるのか?」をざっと目を通すほうが効率的ではないでしょうか?

教科書は必要最低限の情報にしぼって編集されてます。参考書よりも薄いです。

だから、復習には向いてないと思うかもしれませんが、「ここからしかでない」というテキストが手元にあることはこころ強いのではないでしょうか?

ざっと教科書を復習して、弱い単元があれば、学校のドリルで復習させたり
場合によっては参考書を購入してピンポイントで勉強させればよいのです。

最近は、断捨離、ミニマリストという言葉に代表されるように、モノを減らすことが流行してます。

必要以上のモノを置かないという点は、わたしも賛成です。

ただ、その勢いにのって教科書を捨てるというのは反対です。

15年の個別指導経験からいうと、成績のよい子どもは、必ず教科書を保管してます。

子どもがというより、保護者が管理してると言ったほうが正しいですが。

成績が悪くて困ってます~と面談にくる保護者に聞くと、古い教科書は捨ててしまったというパターンが多いです。

古い教科書は、毎日使うわけではありません。前述の通り長期休みの3回で使います。

なので春、夏、冬休み以外は、本棚ではなく目に入らないクローゼットの中にしまっておくのでもかまいません。

それと国、社、数、理、の主要教科以外は、場合によっては処分しても良いと思います。
今後は小学校でも英語の重要性は増しますので、とっておいたほうが良いかもです。

小学校を卒業したら教科書はいつ捨てる?

小学校を卒業して中学校に入学する場合、算数と国語の教科書が家にあると良いかもしれません。

中学の数学は、小学校で習う算数を理解してることが前提になってます。

例えば中学1年で「反比例」につまずいたとします。

すると反比例の問題を練習しまくるのですが、実はベースになる反比例が分かってない子が多いです。

反比例は小学校で習いますので、もどって復習させないといけません。そんなときに教科書があると便利です。

国語は、漢字の読み書きの勉強に使えます。もちろん全て習得してれば小学校の教科書は処分して良いのですが、覚えてないのであればとっておいて損はありません。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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