このページでは小学生の保護者向けに、子どもの「伝える力」を伸ばす方法を紹介します
「わかりやすく相手に伝える力」は、子どもだけでなく大人にも求められています。
- 情報を伝え、相手に理解してもらう(満足してもらう)
- 情報を伝えて、相手に行動してもらう
個別指導15年の経験もふまえて、自分の言葉で話すスキルの磨き方、指導法を教えます。
「伝える力」はスキル!才能ではない
「伝える力」は一部の天才にしかない力ではありません。
スキルなので、努力しだいで身につけられます。
逆にいうと、自分から身につけようとしないと、いつまでたっても身につきません。
- プレゼンが下手
- 営業成績が上がらない
- 彼氏(彼女)ができない
大人になって、壁にぶちあたって気づくのです。
「伝える力」があれば、、、
周囲の理解もあって、社会に出るまで必要性を感じないのが「伝える力」とも言えます。
新学習指導要領や大学受験改革によると、小学生のうちから「伝える力」を育てることが望ましいとされています。
「ディベート」「プレゼン」「記述問題」などがキーワードとされています。
「伝える力」の基礎
「伝える力」は、家庭でのふだんの会話の延長上にあります。
スタートでつまずくと上達しません。
保護者に注意してほしいことは、「勝手に情報の不足を補わないこと」です。
「伝える力」が低い子ほど単語数が少ない
他人が聞いたら意味不明なことでも、親なら分かることが多いと思います。
理由は、子どもの周辺情報を持っているからです。
本来なら、子どもが話さなければならない情報も、保護者なら理解できる。
これが「子どもの伝える力」の成長を妨げるのです。
もちろん、ちょっとした不足情報なら構いません。
大人同士でもそういうのはあります。
これはマズイなと感じたら保護者から聞き返してください。
「あなたの話方は分かりにくい」と注意はしないでください。
どんな情報が不足しているかを、聞きかえして子どもに気づかせてあげるのです。
「お金ちょうだい」と言ってきたら、「どうしてお金が必要なの?」を聞き返すのです。
ロードマップを完成させよう
思ったことを、漠然と話すのはNG!
相手に伝わりやすくする工夫が必要です。
どこに向かって、どの順番で話すか、ロードマップを作らせましょう。
目的とゴールを決める
何のために「伝える」かを、意識させることが重要です。
多くの場合、「相手に理解してもらう」か「相手に行動してもらう」のどちらか。
ゴールが何なのかを意識してるかどうかで、伝わり方も変わります。
結論から話す
ゴールが明確になったら、結論から話す(書く)ように指導してください。
「誰もが話を最後まで聞いてくれる」という認識が間違いの始まりになります。
保護者や学校の先生は良いでしょうが、それ以外は微妙ですよね。
根拠は3つ
相手を納得させるには「根拠」が必要です。
「結論」と「根拠」はセットで使うようにさせましょう。
根拠は1個よりも、3つあったほうが良いです。
ひとつだけだと、根拠として弱い場合があります。