個別指導塾の種類。子どもに合った塾を選ぶポイントは2つ

このページでは、個別指導塾の種類について解説します。

現在、学習塾を検討中の保護者向けの内容になります。

個別指導15年の経験をふまえてお話をさせていただきます。

個別指導塾の種類:人数編

個別指導塾を「人数」という視点から種類分けしてみます。

ざっくり言うと2種類あります。

  • 講師1名:生徒1~2名
  • 講師1名:生徒3名~少人数(教室巡回型を含む)

「個別」という言葉を聞くと、講師1名に対して生徒1名
というイメージがありますが、それだけではないという点に注意してください。

講師1名:生徒1~2名

大手個別指導塾で多い形態です。

入塾時に「講師1名:生徒1名」と「講師1名:生徒2名」
を選ぶことになります。

前者は、授業中に担当講師は他の生徒を指導することはありません。
料金は「講師1名:生徒2名」と比べて高くなります。

「講師1名:生徒2名」は、必ず生徒2名であるとは限りません。

最大値が「2名まで」をお約束するだけで、その時間帯は誰もいないとなれば
講師1名に対して、生徒1名だけの可能性もあります。

なお、生徒1名だけであっても、料金が高く請求されることはありません。
あくまでも、契約時に選択してる料金プランが適用されます。

「1対2」を申し込むには、別のお友達を連れていかないとダメ
ということはありませんのでご安心ください。

講師1名:生徒3名~少人数(教室巡回型を含む)

1人の講師が、3名以上の生徒を指導する形態です。

指導というよりも、講師が教室を巡回してるというイメージのほうが
分かりやすいかもしれません。

授業時間内であれば、いつでも講師に質問できるスタイルです。

料金は「生徒1名」「生徒2名」よりも、安く設定されてる塾が多いです。

座席にも注目しましょう

個別指導塾を選ぶ際は、座席のタイプにも注目しましょう。

例えば、「講師1名:生徒2名」のコースを選択したとします。

このとき、子ども同士の姿は確認できるかがポイントです。

同じ担当講師でも、生徒はブースで区切るタイプとそうでない塾があります。

横長のテーブルに3人、講師が真ん中で、両サイドに生徒が座るパターンです。

ブースで完全に区切られてるほうがよいのかどうか、
これはお子さんしだいです。

わたしも、いろいろ試しましたが、最終的には子どもに合わせるのが一番という結論になりました。
人見知りするタイプであれば、完全にブースで区切ってるほうが良いです。

座席のとりかたは、各個別指導塾で決まったルールがあります。

ただ、事情を教室長に説明しておけば、規定のルールのなかで柔軟に対応してくれる所が多いと思います。

個別指導塾の種類:指導法編

個別指導塾を「指導法」という視点から種類分けると、、、

  • 講師指導型
  • 自学自習型

↑この2種類になります。

講師指導型

「講師指導型」とは、単元のポイントを講師が説明⇒生徒が演習⇒回答(間違えたらところは解説)の流れで進めます。

個別指導塾のなかでも、一般的な指導法です。家庭教師をイメージするとよいと思います。

講師の教え方は2種類

さらに深掘りしてみます。

教え方が講師の自由になってる塾と、テキスト通り進めるようにルール化されてる塾の2種類があります。

前者は、テキストは教室長から指定されたものを使いますが、それ以外の指導法については講師の自由になってます。

個別指導塾では一般的なスタイルです。

後者は、生徒に手渡すテキストに、講師の説明する部分も事前に書き込まれており、それにそって授業をすすめる形態になります。

メリットは、どんな講師でも同じ授業ができるということです。

個別指導塾の商品とは、講師です。ゆえに、個人の力量がバラバラなので、先生の当たり外れがどうしてもでます(最低限の学力はありますが、上をみたらきりがない世界です)

コンビニでは、全国どこでも同じサービスが提供されます。

これが塾では、同じ看板をかかげていても、ある店舗の評判はよいけれども、別の所は全然ダメという原因になってるわけです。

そこで、誰がやっても、ある程度の授業ができるように本部が研究しつくしたテキストを自社開発してる塾があります。

使用するテキストが、自社製の塾が全てこのパターンということではありません。

自学自習型

最初に担当講師とミーティングをして、あとは生徒がテキストを読んで勉強をすすめるパターンです。

ミーティングでは、学習スケジュールや現在の課題などを講師と相談します。
自学自習が終了したら、進み具合や成果を講師がチェックして終了になります。

自学自習型は、講師指導型よりも料金が安くなるようなイメージがあるかもしれません。

ただ、思ったほど安くなるわけではありません。(各個別指導塾にもよるとは思いますが、一般論として)

自学自習型をさらに深掘りしてみます。

紙のテキストと、パソコンの2種類

自学自習タイプの個別指導塾は2種類に分けられます。

紙のテキストを使う塾と、パソコンを使って勉強するタイプです。

紙のテキストは、市販されてる参考書や問題集、塾専用に作られてるテキスト、その塾オリジナルのテキストの3パターンがあります。

以前は、学習塾では塾専用のテキストを使ったほうが良いという雰囲気でした。
いまは、市販のものでも、良いものがあれば積極的に使うという流れがあります。

Q&A

「1対1」と「1対2」、どちらが良いの?

特別な事情がない限り、「1対2」がオススメです

はじめから最後まで、先生が横でつきっきりである必要はありません。

なぜなら、自分で考えて演習する時間が必ず必要だからです。

たしかに、ずーと横に先生がいれば、いつでも質問ができるというメリットはあるかもしれません。
ただ、高い料金を払ってまで、先生を拘束しておく必要があるかは疑問です。
(先生に質問できるタイミングは、他にもあるわけですから)

パソコンを使った授業ってどうなの

子どもの好き嫌いがハッキリしてます

パソコンを使って説明動画をいれたり、問題演習をさせる塾があります。

迷ってる場合は、一度体験させてください。

1度うければ、合う合わないは、子どものほうで分かります。

単純に説明がわかりやすければ手段は問わない
という子どもと

○○先生と一緒に勉強したい!
という感じで人と接することを好む子がいます。

これは、どちがら正解というわけではなく相性なので
悩んだら体験させてください。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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