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小学1~3年(低学年)のノート指導|保護者が注意するのは3つ

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小学校低学年のうちに、親が子に教えるべきノート指導法があります。

ズバリ「文字をていねいに書く習慣をつけること」です。

 

目新しいことじゃなくてガッカリした人もいるかもしれません。

しかし、意識するしないで、学力差が小学4年生(学習内容がレベルアップ)ごろから表面化します。

今回は文字が汚いリスクと対処法について解説します。

成績が良い子どもの文字はキレイ?

「成績の良い子のノートはキレイ」、、、そういうイメージが根付いてると思います。

  • 東大生のノート
  • マッキンゼーで働く人のノート(子どもがテーマではありませんが)

この2つをテーマにした書籍の影響が大きいと思います。

いっぽう、「成績の良い子のノートは汚い」という意見もあります。

 

どちらが正しいの?と思いますよね。

15年間の個別塾指導の経験から言うと、小学生はていねいに書かせるべきが結論です。

 

文字が汚くても成績が良い子はいる。しかも天才肌に多い

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成績が良くてノートが汚い子どもは、キレイに書こうと思えばできるという特徴があります。

あえて汚く書いてるというより、必要性を感じてない子が多い。

 

彼ら、彼女らは、思考を広めるために枠を無視してるのです。

「ノート=脳」であり、「アイデアはサイズの大きい無地ノートで考えるほうが良い」というのは大人の常識になってますよね。

地域でトップクラスの高校に入るような子は、この手のタイプが多いです。

 

ここからがポイントなのですが、成績が悪くてノートが汚い子は、きれいに書こうと思っても書けないという特徴があります。

ウソのようは本当の話です。3日たったら、自分で書いた文字が読めない子もいます。

 

文字が汚いというのは、メモが読めないだけではすみません。

行がズレたまま筆算するので正解にたどりつけません。計算が複雑になるほど、どこでズレたのか分からなくなります。

計算がダメということは文章題もキビシクなりますよね。

成績の悪い子と良い子の、汚いノートを大人が見ても、パット見では区別できません。

頭の良い子のノートは、計算跡をよく見ると筆算の行がズレないように固定されています。
まっすぐ下ではなく斜めに筆算が進んでいくんですけどねw

集中力がハンパないので、車のバックモニターみたいな誘導線が見えてるのです。

必要性を感じないからノートをきれいに書かない。デキるけどあえてしないのです。 

我が子に間違ってもマネさせてはいけません。まずは丁寧に書く習慣をつけさせる。

その先、勉強に集中するあまり、文字が汚くなることがあっても、、、問題ナシでOK!

[memo title=”ポイント”]「文字をていねいに書く」を習慣化する[/memo]

小学1~3年生のノートチェックはこの3つに気をつけて

ポイントは3つあります。

  1. 他人が見ても読める文字を書けてるかどうか?
  2. 枠を意識してるかどうか(はみださない)
  3. 鉛筆の濃さ・使い心地はどうか?

他人が見ても読める文字を書けてるかどうか?

自分が読めればノートはokという意見もあります。大人ならそれで良いでしょう。しかし、成長過程にある子どもは違います。

 

大人と違って、他者意識がそれほど発達してません。この状態で、自分が読めれば良いという指導をするのは良くありません。誰が見ても読める文字を、合格点にしてノートチェックをしましょう。

 

枠を意識してるかどうか(はみださないように)

枠をはみだしてたら減点してください。少しでもはみ出してたらアウトです。この訓練が筆算を習うころに生きてきます。枠や行を超えないようにするだけで、筆算の正解率は上がります。

 

はじめはルールをガチガチにかためて指導したほうが良いです。

いずれ親の言うことも聞かない時期がくるでしょう。しかしながら、習慣とはおそろしいもので、それまで培ってきた文字の書き方がベースになるのです。

 

仮に親の言うことを聞かなくなり、枠をはみ出すようになっても、本人には無意識に誘導線が見えていて、斜めに計算は進んでるけどもズレることなく答えをだします。

鉛筆の濃さ・使い心地はどうか?

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鉛筆の濃さも重要です。薄すぎても濃すぎてもダメです。

いま、30代後半の親世代だとHBで小学生のころは指導されたと思います。

今はHBは薄すぎると言われ、Bクラスが主流になってます。

筆圧の関係らしいですが。しかし、濃すぎると枠に納めるのが大変になります。美術のデッサンで使うような太い鉛筆で文字は書けませんよね。

加えて鉛筆の手入れをしておかないと、濃さは良くても太さが適正ではなくなります。

鉛筆の濃さは学校から指導があるので、それにあわせてください。

[alert title=”注意”]100円均一の鉛筆は、同じ商品でも精度がバラバラ。保護者のチェックは必須[/alert]

 

鉛筆は消耗品なので安くすませたいという意見もあるでしょうが、商売道具という考え方もあります。

社会人ならスーツや靴、プロ野球選手ならグローブやバット、サッカー選手ならシューズやボールです。

[memo title=”ポイント”]保護者も子どもと同じ鉛筆を使う[/memo]

子どもが使う鉛筆に無頓着な保護者が多いです。

気にしてる人でも「学校指定の濃さであればいいんでしょう?」ぐらい。

小学生にとって鉛筆はとても大事なものです。

保護者も子どもと同じ鉛筆を使って生活してみましょう。

そうすれば、これは書き心地が悪いから別のメーカーがいいかなど、子どもと同じ目線で話せますから。

「ノートチェック=説教」はNG!

子どものノートをみると、注意したいところがたくさん見つかります。

でも、グッと我慢してください。

「ノートチェック=お説教の時間」と子どもが認識すると、非協力的になります。

大前提は、良い部分をほめる!

そして、問題点を探してメモするにとどめます。

当然、対処はしないといけませんが、チェックタイムにやることではない
ということです。

まとめ

小学1~3年生は保護者のノートチェックは必須です。「文字をキレイに書く」だとハードルが高くなります。「ていねいに書く」からスタートしましょう。

 

小学4年~6年は、「腹に落ちるまで」まで考え抜く習慣が必要です。特に算数は。そのために思考の過程を視覚化できる力。簡単にいえば、丁寧に文字を書く力なのです。

 

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アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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