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中学生には塾か通信教育か?どちらが良いか悩んでる保護者へ

定期テスト(期末考査や中間考査)で良い点数がとれない、国語、社会、数学、理科、英語の成績が良くない、、、。

何か手を打たないとヤバイと焦りますよね。

塾に通わせるべき?それとも通信教育かな?

個別指導15年の経験をふまえながら、保護者の悩み「塾と通信教育」について解説します

インターネットの進歩で塾だけが選択肢の時代は終わった

10年前なら成績が悪い、伸び悩んでいる中学生の選択肢は「塾に通う」だけでした。
通信教育だと、3日坊主に終わり教材ばかりが家に届いて終わりというパターンになりがちだったからです。

しかし、タブレット教材が導入され、勉強が嫌い苦手な子にも「通信教育」を選択肢にできる時代となりました。

 

「塾」と「通信教育」、それぞれのメリット、デメリットがあります。

塾のデメリット

  • 授業形式が合わない(集団塾)
  • お金がかかる(個別指導塾)
  • 送り迎え
  • 講師との相性
  • 教室の当たり外れ

授業形式が合わない(集団塾)

集団塾の授業形式が合わない子がいます。

学校の授業が嫌いな子には、じっと座ってるのは苦痛です。
学校で先生が何をいってるのか意味不明な子には、塾だとしても集団形式はあわない可能性が高いです。

勉強ができる子には、自分で分かる部分も聞かないとダメなので、ムダを感じるかもしれません。

「授業の予習」が宿題の集団塾もあります。
勉強ができる、好きな子にはよいと思いますが、逆の子には合わない可能性が高いです。

もちろん強制的に勉強させることで、成績が上がる子がいるのも事実です。

とはいえ、(成績が上がったとしても)その重圧に耐えられず、やめる子もいます。

お金がかかる(個別指導塾)

個別指導塾で、子供に必要な分の授業を受けさせるとしたら、莫大な金額になります。

ゆえに、家庭学習こみこみで計画をたてます。
なので、家で勉強しない子は塾の効果がでにくいです。

家でなにをやるべきかまでは講師が考えますが、そもそも気持ち以前に、やるために必要な知識、力量が子どもにあるかがカギになってきます。

塾に完全にまかせるなら、気力の足りない子ほどお金がかかります。

費用を抑えるなら、それを補うなにかを保護者が準備しないといけません。

塾の料金(月謝)

20,000~3,0000円が相場

※2万以下の塾もあります。
※入会金、施設利用料、教材費、講習会費は別

個別指導塾の場合、週2回通って
2万~3万程度になります。

塾によりけりですが、週2回の通塾だと英数のみになることが多いです。
5教科フルセットにする場合は3万を超える可能性が高いです。
(5教科対応で3万以下の個別指導塾もあります。)

送り迎え

教室までの送り迎えが必要になるケースもあります。
単純に距離が遠い場合、それと女の子の場合は防犯上からですね。

送り迎えが必要な場合、保護者が可能かどうかが問題になってきます。

講師との相性

個別指導塾は、講師1人につき生徒2~3人で授業をやります。
集団とちがい講師との距離感が近いだけに、相性が良くないと苦痛です。

もちろん、講師選定は細心の注意をはらいますが、それでも合わないケースもあります。
(どの塾でも講師変更には対応すると思いますが、親子でコミュニケーションがとれてないと、そういう話に行く前に「塾やめたい」と子どもが言ってきます)

教室の当たり外れ

塾は、本部の方針に沿って運営されます。
ただ、塾の商品は「講師」なので、どの支店も均一になるとは限りません。

教室長と講師できまります。「大手の塾だから安心♪」みたいにはいきません。
講師を管理、指導する教室長の力量が、塾の評判、雰囲気を左右します。

これはフランチャイズの塾でも同じ。コンビニのように看板が同じなら中身も同じとはいきません。

ネットの口コミだけでなく、実際に目で見て、話を聞いて、授業を受けて確かめないといけません、
よい塾に通えればよいのですが、ハズレもあるので要注意です。

塾のメリット

  • 強制力がはたらく
  • 分からないところを質問できる

強制力が働く

同じ曜日、時間に通塾することで、生活リズムを保てます。

次の授業までに宿題をやる習慣も身につきやすいです。(集団塾なら、宿題以外に予習も含まれることもあります)

塾は、人が直接指導します。よい講師、教室長にであえれば、子供に大きな変化が期待できます。

今までは、勉強が嫌いだったのに、塾には楽しそうに通ってる。

家でゴロゴロしてばかりだったのに、宿題を自分からやってる。

分からないところを質問できる

テキストを読んでも分からないところは、講師に直接質問できます。

(集団の場合、授業後に質問の行列ができて、なかなか聞けないというケースもあるそうです)

個別指導塾を選ぶときのチェックポイント

月謝

まず家から通える範囲の塾をピックアップします。

次に月謝を比較します。
このとき、安い塾には注意したほうが良いです。

「授業料が高い=質の良い塾」とは必ずしも言えませんが、他塾よりも安い場合は、その理由をきちんと探してください。
その理由によっては、お子さんに合わない場合があります。

例えば、多くの個別指導塾が、「講師1名に対して最大2名の指導」を条件としているのに、その塾は「最大3名まで」だから月謝が安いとします。
仮に90分、授業を受けるとしたら、最大2名の場合は生徒一人あたりに45分、講師は指導できる計算になります。

最大3名の場合は、生徒一人あたりに30分、講師は指導できます。
生徒人数の上限は、講師が一人の子に使える時間だけでなく、エネルギーにも影響を及ぼします。

最大3名という形式が悪いと言っているのではありません。ある程度基礎がある子で、家で全然勉強しないので塾に通わせるのであれば、3名でも影響はないでしょう。

ただ、演習が多すぎるのは学力的に不安、、、ということであれば最大2名のほうが良いかもしれません。

もちろん、塾にいくらお金をだせるかにもよりますが、月謝が安いだけで選ばず、安い理由が何なのか?それは子どもにとってデメリットにならないかまで考えることが大事です。

楽しそうだけで選ばない

講師の仕事は、授業だけではありません。授業の計画、準備も必要です(ゆえに講師の仕事はブラック(給与に反映されない)だと言われるのです)

準備なしでその場の雰囲気を明るく楽しくできる才能をもつ講師がいます。
楽しいし、授業も分かりやすい。

一見、文句のつけるところがありません。
しかし、

  • 前回の授業にだした宿題が何なのか分からない
  • 次の定期テストはいつなのか知らない
  • 学力テストで何点とってるのか知らない(聞いてもこない)

こんな先生では不安になりませんか?

特に個別指導塾は大学生のアルバイトが多く、子どもと年齢が近いこともあり、ごまかしの授業でも「楽しそう」と入塾を決めるご家庭も多いと思います。

勉強が嫌い、家で勉強しない、、、そんな子「楽しそうだから行ってみたい!」というのであれば大きな進歩。

でも今は、それで良いかもしれませんが、いつか次のステップを考えないとダメな日がくるかもしれない、、、そこまで認識しておくことが重要です。

塾に入ってみないと分からないと思いますが、
それでも保護者から見て教室長や講師に誠実さが感じられるかどうか、その感覚を大事にしてください。

通信教育のデメリット

  • 子どもの自制力が必要
  • 基礎が抜けてる子には厳しい場合も

子どもの自制力が必要

今日は疲れたから、明日がんばろう、、、となりかねません。

子供のやる気、自制力に左右される部分が大きいです。

基礎が抜けてる子には厳しい場合も

小学校で習う基礎的な計算ができない、漢字が読めないなど
基礎が抜けてる子には、教材が合わない可能性もでてきます。

中学校の成績で「3」をとれてれば問題ないと思いますが、「1」や「2」の子は教材を厳選しないといけません。

通信教育のメリット

  • 子供のペースで勉強ができます
  • カリキュラムの自由度が高い
  • 塾よりも費用が安い

子供のペースで勉強ができます

部活や生徒会、をやってると、決まった曜日、時間に通わなければならない塾は厳しいケースもでてきます。
勉強以外も頑張りたい子には、自由度の高い通信教育があってるかもしれません。

カリキュラムの自由度が高い

例えば、前学年の復習がしたいとき、ほとんどの塾では夏期講習や冬期講習で行います。
場合によっては、通常時でも前学年の復習がしたいときもあると思います。

通信教育のなかには、スタディサプリのように常時、全ての学年(小4~中3)の勉強ができるものもあります。

塾よりも費用が安い

通信講座の費用(月額)

進研ゼミ中学講座

中1:6,980円(税込)
中2:7,190円(税込)
中3:7,980円(税込)
※一括払いすると、割引があります。

スマイルゼミ

6980円(税抜き)~
※一括払いすると、割引があります。

ポピー

中1:4,686円(税込)
中2:4,787円(税込)
中3:4,990円(税込)

スタディサプリ

1980円

※テキストはPDFで無料配布
紙でほしい場合は、別途購入可

Z会

高校受験コース(5教科/iPadスタイル)
中1:10,800円
※12ヶ月分一括払いの場合

コースがたくさんあるので
中1の一例だけ掲載します。
詳しくは公式サイト料金シュミレーションをご利用ください。

[alert title=”注意”]上記料金はあくまでも参考価格としてご利用ください。

料金は変更されることもありますので、正確な金額を知りたい場合は公式サイトをご確認ください。

[/alert]

[Q&A]塾と通信教育、どっちが向いてる?

ここからは、お子さんの個別の状況にあわせて、塾と通信教育、どちらが向いてるかを話します。

不登校気味で、基礎がぬけてる部分が多い子にはどっち?

塾なら「個別指導塾」、通信教育も選択肢になります

・塾は向いてる?
不登校になる理由はさまざまあるので、一概にはいえませんが集団塾は合わない可能性が高いです。

個別指導の場合は、個人の状況に合わせられるので柔軟に対応してもらえます。
(ただし、塾や教室長の基本方針の範囲内で)

家族以外の大人と話をする機会を作るのは、本人にとってプラスの効果をもたらすかもしれません。

・通信教育は向いてる?

基礎のぬけ具合がひどすぎると通信教育は厳しい可能性も。
とはいえ、自分のペースで学習できますので試してみる価値はあると思います。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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