自分の伝えたいことが本当に相手に伝わっているのか、と考え方ことはありますか?10代や20代とメッセージのやりとりをすると心配になることがあります。自分の伝えたいことを言葉にできなければ、その想いはナイに等しいわけです。
社会人として営業、販売するにしても雑談力、コミュニケーション力と言葉は必要です。社内で企画を立ち上げるにしてもプレゼンで上司に賛同を得なければできません。プレゼンは口頭以外にも、どんな刺さるメッセージを提示できるかも重要です。プレゼン以外でも上司とのコミニュケーションや根回しをしておく必要もあるでしょう。
今回は小学生や中学生のうちから「伝える相手を意識した双方的なメッセージの訓練」を親が教えるメリット、具体的な訓練法を解説します。
ざっくり言うと
・LINEやメールでのやりとりで訓練する
・親子同士だからといって甘やかさない
・伝える力が子どもの将来の生きるチカラになる
国語への危機感のなさ&LINEでの親の甘やかし
今回の話しをしたいと思った理由は2つあります。ひとつは高校生や大学生とメッセージを交わすと、何が言いたいのか真意が分からない経験を何度かしてること。
中学生の子どもをもつ親の「国語」に対する認識の甘さを感じていること。
塾へのニーズは小学生は国語と算数が多いのですが、中学生になると英語と数学に変わります。じゃあ3番手に国語がくるかといえば、残念ながら理科と社会科になります。
国語を教えてくださいという親はまずいません。その根底には、日本人なんだから勉強しなくても国語はできるでしょう。それよりも先に別の教科を。。。という想いがあります。
集団塾の場合は5教科セットですのでこういう話しは聞きません。個別指導塾の場合、1教科から受講できますいし、教科が増えるとコマ数が増えますので必然的に料金が高くなります。本当は5教科フルセットで受講させたいけど、予算の問題で、、、という家庭の事情もあるかもしれないことをつけ加えておきます。
具体的な方法
相手の気持ちになってメッセージを発信する訓練はLINEやメールで簡単にできます。親子どうしだと、言葉足らずでも通じてしまうメッセージに注意してください。
第三者目線にたって意味不明と判断したら、何かしらのフォローをしましょう。LINEやメールでのやりとりで考えられるパターンは、家族間、友達同士、それ以外
この3つが考えられると思います。最も注意すべきは3つ目の「それ以外」
例えばクラブ活動のコーチや、塾の先生が子どもの場合は考えられます。親は子どもが上記3つのやりとりはうまく使い分けていると勘違いしてます。つまり家族間では雑なメッセージだけと、他にはきちんとしていると。実際のところ、気を使うレベルまではいけても訓練してませんから、真意が伝わらないことが多いようです。
塾の生徒に、LINEのメッセージをみせられて、これどういう意味だと思いますか?と生徒の友だちのメッセージの解読を何度かしたことがあります。LINEの場合は過去のやりとりが即確認できるのでまだマシです。これがメールになったら、よほど書き方に注意しないと真意が伝わりません。誤解でもされたら大変なことになります。
今は仕事でLINEを使う人も増えてきましたが、ソフトな会話にしか使いません。基本はメールです。これから先も変わることはないでしょう。つまり大人になるまでに訓練しないといけないということです。
訓練
・1メッセージで伝えたいポイントは1つにしぼること
・結論から話す。
・ぼやかすような発言はしない。
「今度の土曜日ヒマ?」・・・こんなメッセージは大人でも流している人がいます。
これは相手の気持ちを最も考えない最悪のメッセージです。
何の用事なのかも伝えることなく、誘っていますよね。仮に時間があったとしても内容によっては断りたいことだってありますよね。事前の情報なしに相手にヒマかどうかだけを聞くというのはいけません。
10月29日の土曜日18時から、野球のチケットがあるんだけど一緒に見に行きませんか?この前、野球が好きだと言ってたから誘ってみました。
こんな感じにしないといけません。
もしお金のことを気にされそうなら「もちろんチケット代はいらないよ~」なんて追加してもいいかもしれません。
この前野球好きだって言ってたよね。実はわたしも好きでよくドームに行くんですよ。今度の土曜日にチケットがあるので観戦に行く予定です。もし時間があるなら見に行けたらいいなと思ってます。無理しなくてもいいので予定があえば。
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これは「今度の土曜日ヒマ?」よりはマシですが、もう少しストレートに誘いたいところです。時間が明記されてないのは減点です。もちろんネットで調べれば分りますけど。
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