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中学2年生の子どもに英単語を暗記させたい親がやるべきこと

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中学2年生の重要英単語の覚え方、勉強の仕方についての保護者向けの話です。中学2年のがんばりで内申点が上昇具合に差がつきます。中1での出遅れは中2までなら努力すれば取り返せます。

中3になると残りのテスト回数が少ないこと、受験勉強もしなくはならないことなどから、相当の努力が必要になります。

中1なら教科書で、中3なら高校入試対もかねて英単語帳で暗記するのが一番効率が良いです。問題は中2という真ん中の微妙な学年。何をどう使って英単語をマスターするのがよいのか解説します。

中2生に英単語帳での暗記をすすめる理由

今定期テスト直前なら、テスト範囲の英単語を集中して覚えるべきです。今回はそうでないと仮定して話します。結論からいいますと中2も英単語帳での暗記をおすすめします。

理由は頭が弱らかいうちに暗記してしまうほうが良いこと。そして中2は受験生と比べて時間的、精神的に余裕があるからです。もちろん部活をやっている子どもが忙しいかもしれませんが、努力次第で単語の暗記はできるはずです。5教科を勉強しないといけない受験生とは比較にならないぐらいに余裕はあります。

頭が柔らかく大量暗記に適している時期だから

大人になると頭がどんどん硬くなって頑固になると言われています。これは例え話ではなく本当の話です。新しい知識を素直に脳にインプットするなら若いうちにやるのがベストです。

わたしが個別指導塾で15年間勤務していたときには、小学6年生の1月から中学生で習う英単語の暗記をさせていました。早い子どもだと半年もあれば暗記してしまいます。

小6でも中学生の英単語は覚えられる

英文法は順を追わないといけませんが、英単語は暗記で済むので小6でもかまいません。しかしギリギリまで国語力の育成に力をいれるのが大前提です。個別指導塾の場合は、小学生のうちは国語と算数、中学生になると英語と数学というパターンが多くなります。

 

ご家庭によって小6の時点で国語から英語に変更したいと連絡がくることもあります。もし子供の国語力に問題があれば、それを伝えて12月までは国語を続けてほしいこと、1月から英語に切り替えても全然問題ないことを伝えてました。

 

特に小6生から中2生というのは暗記するのに適した柔らかい頭をもっています。中3になると反抗期や受験ストレスで、暗記力を十分に発揮できない子どもが多くなります。

なので子どもが中2のうちに、中学3年分が掲載された英単語帳を準備して暗記させましょう。暗記する範囲は中2で止める必要はありません。中3を先取りでやらせてしまいましょう。

まず1冊やりきろう!復習はそれからだ

単語帳の学習は単調になりがちです。まずは単語帳1冊をやったという事実を作ることです。覚えたかどうかは関係ありません。まずは飽きる前に1冊をやってしまうことです。

 

単語を覚えた翌日に復習させる必要はありません。おそらく大半を忘れてるはずです。子供の心には、こんなに忘れてるオレ、わたしって一体、、、というショックしか残りません。

 

長期戦の学習において、習ったら即復習させる集中学習よりも、3週間ほどおいてから復習させる分散学習のほうが最終的に記憶に残りやすかったという心理学の実験データもあります。復習はしなくて良い、というかやらせずに前に進ませてください。

 

1日に覚える英単語は多め(30~50個)でok!

英単語は忘れるのが前提で暗記させます。忘れるよりも覚える数を多くするぐらいの覚悟が必要です。

なので1日に覚える単語の数は5個とか10個と少数精鋭にしないで、30個とか50個に設定します。まずは英単語をみて日本語が思い浮かぶようにします。この時点で性格なスペルは書けなくて良しとします。まずは英単語を発音できて、日本語が理解できるようにすること。

英単語は発音と意味をセットで覚えさせる

発音ができることはとても重要です。漢字を覚えるやり方で英単語を暗記してはいけません。漢字には、文字そのものから連想されるイメージがあります。たとえば「森」を考えてみましょう。木がたくさんあるイメージが浮かびますよね。次は「熱」を考えてみましょう。部首の(れっか・れんが)から火がイメージできると思います。漢字を見てるだけでも暗記できるのはそのためです。

 

逆に英単語はそういう情報が子どもの頭の中にはありません。本当は接頭語とか末尾で語源を探ることはできるのですが、どの単語でもできることではありません。

なので英単語を覚えるには「発音」できることが重要になってきます。自分で発音できない単語は聞き取れません。なので英単語を暗記するときは最低でも発音しながら日本語を確認することが必要になります。

 

勉強した量を視覚化→やる気&自信アップ

紙やノートに書かないと暗記できない人も多いと思います。五感をフル活用することは重要ですので方法論として問題ありません。勉強のモチベーションを維持するには、勉強のあとを視覚化すると良いです。

例えばコピー用紙の裏に英単語の練習をしたとしましょう。練習後に用紙を捨てる子どもが多いと思います。親としても邪馬ですから、どんどん捨てなさいと言ってるかもしれませんね。

この用紙をとっておくんです。そして連取が終わるたびにどんどん重ねていきます。すると勉強したあとが形として残りますよね。勉強時間というのは形に残りません。なので努力しているのにもかかわらず、自信がなくなり途中で投げ出したりする子がいます。非常にもったいないことです。

これだけやったんだと!!!とツラくなったときに見せてあげると効果的です。紙の管理が面倒ならノートでも良いでしょう。単語の練習用として準備してください。何でもノートにすると、勉強としての努力は視覚化できますが、単語暗記としての視覚効果は薄れます。

そのほかに単語練習のときにはボールペンを使わせるのも良いでしょう。インクが減ることでが勉強していると実感させることができます。おすすめはペン先の太いやつ。0.5よりも0,7など太いやつにすることでインクの減りが早くなるので視覚効果が倍増します。最近の中学生や高校生はシャーペンの細い芯を好む子が多いです。ペンもそうなんですが、暗記する場合は太い芯のほうが滑りが良いので書きやすいです。細い芯だと筆圧が大きくなるので用紙にひっかかりやすくストレスになります。

英単語を暗記するさいに書くなら、黒にこだわる必要はありません。人間の脳は形や動作よりも色を先に認識します。赤は情熱的、青はクールなど色の効果ははかりしれません。なので英単語を暗記するときもお気にい入りのいろで勉強させると良いでしょう。

英単語帳の選び方~子どもに好きなものを選ばせよう

単語帳の選び方は、子どもの好きなものにしてください。最近は中学生用の単語帳も増えました。表紙もオシャレなものも増えてますので、自分の気に入ったものを使わせてください。

 

この前提で、選ぶ基準をあえて言うとします。

 

英単語帳は大きくわけて2種類あります。日本語と英単語が掲載されてるだけのシンプルなタイプ。もうひとつは短文のなかに重要英単語が何個も含まれているもの。

 

後者は短文を理解できることがポイントになります。つまり英文法がわからないと文の意味そのものがわかりません。中2の場合は、まだならってない英文法があります。受け身とか現在完了とか、関係代名詞とか。もちろんそれを理解しなくても、ノリで読みながら重要英単語を暗記するのもありですが。

なのでそういう前提を知ったうえで、子どもに英単語帳をえらばせてください。ポイントは発音がカタカナで掲載されてるやつが良いです。本来のネイティブの発音とカタカナが一致するわけはありませんが、じゃあ発音記号を覚えさせるのかといえばそうもいかないでしょう。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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