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学習習慣をつけるには?中学生の子どもに勉強させたい保護者へ

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家で全く勉強しない中学生の娘や息子に、家で勉強をさせたい。
なんとかして家庭学習の習慣をつけたい保護者向けの記事です。

これから15年間の個別指導塾での経験から、学習習慣のつけかたを解説します。

お子さんの学年は問いません。
まずは1日15分、これから話す「中学生の勉強のさせ方」を実践してください。

 

中学生なのに家で勉強しない理由

家庭学習の習慣は小学生のうちにつけなければいけないことです。
つまり、中学生になる前に学習習慣をつけられなかった大人の責任です。

なかでも保護者の責任は大きい。
と言っても親も神様ではありません。

一人目のお子さんだとしたら手探りで子育てをしたことでしょう。
正解のない問題を解くようなものですから、暗闇のなかを駆け巡る思いをされたこれでしょう。

安心してください。まだ間に合います

子どものコーチはあなたはです。
これから話す勉強法を全部一気にさせないこと。

焦らずじっくり子ども向き合ってください。
高校生なってからではさらに厳しくなります。

もう中学生と考えるのか、まだ中学生と考えるかで精神的に楽になれます。
教育的観点から言えば、中学生にもなって、勉強しないのは危険水域です。

しかしお母さんやお父さんには、心にゆとりをもってコーチとして向き合ってほしいです。

学習習慣をつけるには?勉強しやすい環境を作る

学習習慣が身につかない原因を、内的要因に求めないことが重要です。
内的要因とは、やる気、モチベーションなどを指します。

勉強しない理由を内的要因に求めると、保護者ができることはありません。

親といえども、子どもの心のなかまでは分からないし、動かせません。
逆に、外的要因なら親の努力で改善できます。

 

子どもが勉強しやすい環境を作るというは、オヤツを用意するとか、家に防音設備をつけるとかではありません。

子どもが帰宅してから勉強するまでの選択回数を極力減らすのです。

人は1日に数え切れない選択をします。そのたびに脳はフル活動します。

勉強も同じ。

どこでやるのかも選択です。いつからやるのかも選択です。

勉強を始めるまでにどれだけの選択が必要になるのでしょうか(汗)

これでは脳が疲労して、勉強どころではありません。

脳がフル活動できるのは午前中です。その時間は中学校にいますよね。

帰ってくるころには、疲れもたまってる状態。
できるだけ脳に負担をかけずにスタートさせ、勉強に集中できる環境を作りましょう。

[memo title=”Point”]考えなくても勉強が始められる状態を作る[/memo]

1.スマホやゲーム機をとりあげない

子どもが家で勉強しない理由になっているものを除去します。
家庭学習の習慣がない子どもはテレビを何時間もみたり、ネット依存、ゲーム中毒になってるケースが多いです。

もしアナタの娘さんや息子さんがそうだとします。

間違ってもゲーム機やスマホを取り上げないこと
親による強制的な排除は子どもの反抗を誘発するだけで何の効果もありません。

心理学の実験でもテレビやゲーム機の排除で増える勉強時間はわずかだと分かってます。
無用な親子ゲンカをまねくだけです。

とりあげる代わりに、1日15分勉強したら遊んでも良いことにしてください。
中学生で1日15分の家庭学習は少なすぎと思うかもしれませんが、ゼロをイチにすることが大事です。

勉強時間を増やすのはその後です。

[memo title=”Point”]”1日15分の勉強”からスタートして良い!

大きな目標よりもゼロにイチを足す[/memo]

2.同じ時間に同じ場所で勉強させる

子どもが勉強する場所はどこでしょうか?
子供部屋、台所、リビング、、、家庭環境によってバラバラでしょう。
場所は問いません。

その変わり毎日同じ場所で勉強させてください。
しかも同じ時間です。

[alert title=”注意”]

実は、「環境に変化をつけたほうが学習効率が上がる」という研究結果があります。

 

ただ、今回のテーマは「家で勉強しない子の習慣化」なので、場所や時間は固定化させたほうがよいと判断しました。

なぜなら「どこでやろうか?」「何時からやろうか?」と子どもに考えさせるほど、家で勉強しなくなるからです。(余計なことで脳のエネルギーを消費させないこと)

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3.子どもの視界に余計なものはいれない

子どもが座った場所から視界に入るモノに注意してください。
撤去すべきものは子供の気が散るものです。

マンガ本とかゲーム機、スマホ、テレビ、など子どもの興味関心に応じて視界から消してください。

[kanren id=”474″]

 

4.制服のまま勉強させる

中学生は制服を着替えることでオンとオフを切り替えます。

私服に着替えるとオフモードに入るので、勉強モードに入りにくくなります。

勉強する前におやつを食べようとか、スマホを見てからとかダラダラ関係ないことをやることになります。

なので帰宅後15分間、制服のまま勉強させてください。
このオンとオフの考え方は塾に通ってくる子どもたちから学びました。

学校からそのまま塾に来る子どもはほとんどいません。
しかし、制服で来る子もいました。

なぜかなと思っていたら、私服に着替えると昼寝してしまう、ダラっとしてしまうので制服で塾の時間まで過ごしてるということでした。

[memo title=”Point”]制服のまま家で勉強させる[/memo]

中学生が勉強に向き合うためのマインドセット

1.目標設定の仕方を変えてみる

定期テストでも高校受験でも良いのですが、目標を決めさせますよね。
子どもに決めさせることは重要なのですが、本当に自分ごととして納得して受け入れてる目標なのでしょうか?

目標を立てることが形式化してしまい、子どもの気持ちがないがしろにされていないかを疑ったことはありますか?
中学生の子どもに目標設定させる場合の方法についてか以下の記事にまとめているのでチェックしてみてください。

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”アドバイス”という名の説得をしてませんか?

保護者や担任から命令、説得されると、子どもの自尊心は傷つきます。

とはいえ、テキトーに将来を決められても困ります。

そこで、大事なのは「自分で思いついた目標」だと子どもが認識できるようにすること。

人間は、自分で思いついたこと、決めたことは、ポジティブな感情で行動できます。

[memo title=”Point”]自分が決めた目標だと、子どもが認識してることが大事![/memo]

2.問題は解かせず手作業させる

最初の段階では15分間じっと座ってるだけでも合格です。
全く家で勉強しなかったのですから。

しかし何もしないのも良くないので、宿題があればそれでかまいません。

なければノートに書き取りをさせてください。

問題を解かせるより手作業のほうが良いです。
なぜなら問題が解けないと、おもしろくないのでやる気が落ちてしまうからです。

ノートに漢字の書き取りをするだけでもリ立派な勉強です。
ポイントは努力のあとを視覚化して残しておくこと。

 

チラシやコピー用紙の裏に漢字の練習をさせてもよいですが、捨てないで残しておいてください。

鉛筆は短くなっても捨てないで保存しておいてください。

中学生だとシャープペンシルを使う子どもが多いと思いますが、あれは努力のあとを視覚化するには効果は薄いです。
なぜなら芯がなくれば交換すれば済むからです。

それよりならインクの残量がひと目でわかる色ペンで練習させると視覚化の効果は高いです。

最近の子どもたちは芯が細いものを好みますが、作業には太いほうがおすすめです。

芯が細いと筆圧が強くなり滑りが悪くなります。インクもなかなか減りませんから。

[memo title=”Point”]勉強する習慣がなかった子には、手作業をさせる[/memo]

3.ご褒美をあげてもok

勉強したらご褒美を与えたほうが効果があるかも、、、とお考えの保護者も多いでしょう。
それについては以下の記事にまとめてるのでチェックしてみてください。

記事内では、現金をご褒美にするかしないかの話しをしてます。
勉強したらスマホやゲームで遊べるということをご褒美にしても良いと思います。

現金やモノでご褒美を中学生にあたえるときの効果的な方法もまとめてるのでご覧ください。

[kanren id=”457″]

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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