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小学生が本を読めると得することは?親が知りたい子どもの将来

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「小学生の子どもに読書の習慣をつけるは重要!」という話は一度は耳にしたことがあるでしょうし、反対の親も少ないと思います。ただし本が読めると何がどう得なのか、メリットがいまひとつ分からないですよね。今回は小学生に読書と子どもの将来について解説します。

本がよめる子は高校入試で得する

わたしが個別指導塾で15年間指導してきた経験から、小学生のころの読書量が多い子どもは高校入試で得します。高校入試の勉強といえば英数>理社>国語という感じの優先順位でみんな勉強します。9月や10月に行われる模試や学力テストに向けて、国語をわざわざ対策する中学生は少ないです。

 

全く勉強してないといえは、国語は日本語です。それなりに点数はとれると期待するでしょう。英語や数学は5割ほどの得点率しかない子どもでも、国語は7割、良いときには8割とる場合もあります。いっぽうで母国語であるのにもかかわらず2~3割にとどまる子もいます。この違いを調べてみると、小学生のころからの読書量が全然違うことが分かりました。

 

入試に詳しい人であれば、読書量が少ない子どもでもルールに従って演習を繰り返せば得点率は上げることができることをご存知でしょう。一般的にイメージする読解力は幼少期からの読書量がモノをいいますが、入試だけに限ればテクニックでもカバーできます。

 

しかしテクニックを身につけるには時間と労力がかかります。他の子どもが国語以外の4教科を受験勉強しているときに、自分の子どもは国語を含めて勉強しなくてはなりません。小学生のころから読書の習慣をみにつけておくだけで、とりあえず国語では平均点はとれるぐらいにはなります。あとは他教科や余った時間は国語の古典を勉強することができます。読書量が少ない子どもは、高校入試でかなりの差をつけられることを覚えておいてほしいです。

 

コミニュケーション、雑談力が上がり社会人として成功する

子どもはいつか親の手を離れて、社会人として生活していかなければなりません。親に守られていた時期は終わり、自分の力で道を切り開き、仕事で成果をあげないと生き残れません。

 

本を読む習慣がある子どもは語彙が豊富です。何でもかんでも「ヤバイ」で済ませることがありません。こういう場合はには、この言葉が適切であると分かっているからです。

語彙が豊富な子どもは自分の内なる言葉を外に表現することができます。つまりコミニュケーションがうまくとれるわけです。読書量が多いと語彙だけでなく知識も豊富になります。すると相手の興味関心の高い話題にふれることができます。

本屋さんのビジネス書のコーナーに行くと「雑談の仕方」に関する書籍がたくさんあります。いかに大人が社会人としての雑談に困っているかが分ります。最近は商品やサービスを販売するにしても性能も価格でも差がつきません。決め手になるのは売り手の人柄や熱意で決まります。となると「コミニュケーション能力が高い」「雑談の話題が豊富でおもしろい」というのは社会人として破壊力のある武器になります。

 

悩んだときに問題を解決するための方法や勇気を本から得られる

社会人として大海原に放り投げれたとき、道標になるのは何でしょうか?親ですか?違いますね。では学校の先生でしょうか?いやいや、そこまで面倒は見きれませんよね。

では会社でしょうか?それも違います。最近はブラック企業も多いですし、転職市場が拡大していることからも分かる通り、人を育てる企業が少なくなってます。

つまり自分で成長しないといけないのです。悩んだとき、不安になったときに光を与えてくれるのが本です。先人の知恵が満載ですから、人生につまづいたときに助けになるでしょう。

小学生のころから本に親しんでおくと、活字に対する抵抗感がないので大人になっても本を読みます。

 

無用な悩みや不安を抱えなくて済む

悩みはありますか?と聞けば素直に答えるかは別として「YES」と答える人が多いはずです。とくに人間関係の悩みや不安は仕事のストレスよりも多いことが心理学の実験で分かっています。

人間が不安や悩みをもつのはなぜでしょうか?それは「知らないことが原因」の場合が多いのです。 何かを初めて経験するときに、緊張することはありませんか?これは知らないことが原因で脳が恐怖や不安を感じさせて、注意喚起をしているからです。いざやってみると、全然問題なかったということがほとんどでしょう。

知らないことで、余計な不安や悩みが増えるのです。

不安を感じるのは人間の本当、脳のしわざという知識があれば、そんなもんだと、ゆとりをもって対処できますよね。これも知識です。脳や心理学の勉強をしていれば分ります。別に大学で専門的な知識を学ばなくても、本をよめば知識は身につきます。

 

老後の親の負担が減る

本を読む読まないで社会人になってからの生き方も変わってきます。学校や親が一から十までお膳立てしてくれる時期なら読書の習慣がなくても良いかもしれません。ただし社会人になったらそうはいきません。いつまでも独り立ちできない娘や息子の面倒を親が見るわけにもいきませんよね。決して空想ではないしているわけじゃありません。年金で40、50になった息子や娘の面倒をみている親もいて、老後破綻の原因のひとつになって社会問題になってます。

 

小学生の子どもに本を読めるように教育するメリットは、本人だけでなく親にも得することが多いのです。

アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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