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中学生の考える力を伸ばすには「暗記」が必要!そこから質問が生まれる

「中学生の子供に考える力をつけたい」なら、親は家庭で何をすれば良いのか?

変化の激しい社会を生き抜くには、自ら考え行動できる人間にならないといけません。今回は「考える力」の源になる「質問力」の強化の方法を解説します。

考えるには適切な「問い」が必要。

ここで言う「考える」とはテストのようなお題が与えられているだけとは限りません。自分で課題を考え解決法を探していくのも含めて「考える力」と定義します。

 

何もない状態で考えることはできません。必要なのは「問い」と「思考するための材料」の2つ。どちらかが欠けても思考は進みません。

 

全ては自分への質問からスタートします。考え始めるには適切な「問い」が必要なのです。答えが見つかるまで脳は働き続けます。記憶を探ったりアンテナをはって外部から情報を集めます。

 

中学生の考える力を伸ばすには「質問力」を鍛えることが重要です。現状は厳しい状況と言わざるをえません。受け身の生き方に慣れすぎており自分で問題を解決しようとする力が極度に低下してます。

 

勉強法を知りたいならネットで検索すればいくらでも見つかります。LINEはみるけどグーグルやヤフーで検索する経験が圧倒的に少ないのです。解決法を見つけるために、どんな言葉を検索窓に打ち込めば良いのかすら分からないのです。これも質問力が低いからです。

まずは新しいことに興味をもってどんどん検索して情報を集めよう!という提案をしました。検索を繰り返すことで力は向上していきます。

知識と教養を増やす。理解して暗記するの繰り返して思考レベルに落としこむ

これと並行して「質問力」を鍛える方法があります。具体的には「知識」と「教養」を増やすことです。人の考える力は、知識と教養をベースにした質問力の差にあります。

「人はなぜ生きるのか?」

この問いにどう答えをだすかです。知識や教養がなければ、自分の記憶を頼りに考えつづけるか、インターネットに「人はなぜいきるのか?」と検索するしかありません。

これだけでも立派な「問い」です。しかし知識があれば「仏教」や「哲学」の意見を参考にしようという発想が生まれます。するとより深い質問、検索ができますよね。

子供にとって知識は教科書にのってます。ふだん学校で勉強していることを思考レベルまで落とし込むには「理解と暗記」が必須です。「考える力」と「暗記」は対局のように感じるかもしれません。2つは密接に関係しあっています。

クリエイティブな活動の多くは既存の知識を新しく組み合わせている

世間で創造的と言われてる仕事の多くは、既存のモノ(知識)を組み合わせています。

クリエイティブな活動ほどベースになる知識が必要です。しかも記憶として定着しているレベルの知識でないとアイデアとしては生まれにくいです。

電話とカメラの組み合わせが携帯電話、それにパソコン並みの処理能力を組み合わせたスマートフォンという感じです。

 

従来の常識の外側に答えがある

不可能と言われていたことを成し遂げるのにも考える力が必要です。絶対緩まないネジを作るのは不可能とされてきました。

それをやりとげた発明家の道脇裕さんはNHKプロフェッショナル(2016年11月14日放送)で「発想」についてこう答えてます。

 

『従来の常識の外側に答えがある』

多くの専門家や技能のある人たちがやってきた積み重ねが「常識」です。その中で答えがでないということは、答えは「外」に求めて疑うほうが早いという意味です。

今回の話しでいくと「従来の常識=知識や教養」になります。答えは外に求めるべきなのですが、どうやって外を区別しますか?

常識を一通りしらないと外側が分からないのです。「常識の外側に答を求める」という発想法は、常識がない人には出来ないという結論が得られます。

 

だからこそ知識と教養が必要になります。道脇さんは小学5年生のころに、学校に行く意味を見いだせなくなり自ら休学しました。既存のラインから降りて生きる意味を探すことにしたのです。

18歳になるころ、「ばかを克服するか、死ぬか」と考えるようになり、特に死にたいわけではなかったことから、ばかを克服するために必要なことを紙に書き留めていったそうです。

 

漢字、文章力、読書、論理学、心理学、、とリストを書き溜めていくうちに、道脇さんは愕然としたそうです。

これって学校カリキュラムとそっくりじゃん。
だから社会は教育カリキュラムを作って
子供たちに強いてチャンスを与えて

やりたいことができるようにさせてあげるための基礎作りだったんだと。

 

中学生の考える力を親が伸ばすには、まずベースになる知識を増やしてあげることです。難しいことは必要ありません。きちんと学校が用意したカリキュラムをこなせるようにサポートすれば良いだけです。

内容を子どもが理解したら、思考レベルで使えるまで暗記を繰り返しやらせます。

世の中にも敏感であるべきです。子供に見えてる世界は、ほんの一部分にすぎないことを教えてください。

子どもの興味のある内容をどんどんインターネットで検索させてください。何かを知りたい、思考という運動を絶え間なく繰り返すほど質問力も向上します。

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アルパカ

「小中学の子育てナビ」は、お母さんがいつでも笑顔でいられるように、という思いで開設されたメディアです。

個別指導15年、1000人以上の子どもを教え、同時に保護者と接してきました。その経験をまとめました。仕事や家事で忙しいお母さんの負担を少しでも軽くできたら嬉しいです!
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