中学1年、2年、3年の子供がいる保護者向けの内容です。
成績をあげるために7月をどのように過ごすべきか、「勉強法」をテーマに話します。
個別指導15年の経験をふまえて、効果のある勉強の仕方について解説します。
7月前半は、子供の勉強に対して保護者が最も甘くなる時期です。
なぜなら定期テストがおわって間もないので、少し遊ばせてもいいかなと思うタイミングです。
さらに保護者自体が忙しいですよね。
子供を塾に通わせてる、もしくは通わせようと思ってるご家庭なら、面談や夏期講習の申し込みを検討する時期です。
夏休みはみっちり勉強させるから、今は許してやるか。。。
と管理が甘くなるのが7月です。
結論からいうと、7月前半こそ、きっちり勉強させる時期です。
特に中3の受験生は、ここでしか差をつけられない
という時期です。
なぜなら、夏休みに勉強するのは当たり前だからです。
視点を中学校に向けてみましょう。7月は大きなテストがありません。
もちろん、夏休み直前まで、通常授業は進みます。
しかし、学校の行事に左右されることなく、勉強できる絶好のチャンスなのは間違いありません。
夏休みだけで総復習ができると考えてはいけません。
学年が進むにつれて、内容はふえますし、理解してない項目はふえます。
仮に夏休みは塾に通わせようとしてるご家庭でも注意が必要です。
個別指導塾の場合は、1コマで料金が決まりますので、予算との相談にもなります。
ここまでて7月の勉強法のポイントを2つ話しました。
・7月前半こそ、勉強すべき
・塾だけで総復習をするのは難しい(集団塾は除く)
6月は定期テスト対策で、家で勉強してたと思います。ならばその習慣を壊さないほうが、総合的には子供の負担は減ります。
7月の目標は、なにをするかは二の次で良いので、勉強の習慣を壊さないでください。
1日15分でもかまいません。何かを勉強させてください。
何もやるのが思いつかない人は、6月の定期テストのとき直しや復習をさせてください。
すでに本屋さんにいくと夏休み用のテキストが販売されてますが、それを無理やりやらせるよりも7月前半は、6月の定期テストのほうが教材としては良いです。
なぜなら6月にテスト勉強した内容とつながりがあるからです。
夏休みの用のテキストは、つながりがないので、いきなり勉強させるのは厳しいかもしれません。
もちろん、勉強する習慣がある子なら、今から夏休みのテキストで勉強させてもかまいません。
※夏休みの勉強法は、7月上旬までに記事にする予定です。
[コラム]自分と向き合った子ほど、成績は良くなる
勉強にはメリハリが大事だという考え方もあります。
ある時期は遊ばせて、ここぞというときにがんばる
たしかにそうかもしれませんが、全員にあてはまりません。
7月前半に遊びすぎて、夏休み前半は全然勉強に集中できてない講習生も多かったです。
全然勉強してなかったというのもありますが、生活習慣が乱れているのが大きな原因です。
メリハリをつけるのは理論的は正しいですが、そうできる子は少ない
ということを覚えておいてほしいです。
自分と向き合ってる子ほど、自分の能力にあった勉強をします。
つまり、短期間に集中して勉強するよりも、少しずつ毎日勉強します。
現実をみて、手元にある武器でどう戦うのか?
高校生になると、こういう子がふえます。(自分もそうでした)
ただ、中学生は誰もが同じ能力をもってると考えがちです。
中学までは、勉強が得意な子、嫌いな子
みんな同じクラスになりますからね。(高校は偏差値別にわりふられるので、嫌でも能力差を認識させられます)
現実に向き合う時期が早いほど、今自分がどうするべきかに気づきやすいのですが、
わたしは、この現実を誰かが子供に教えないといけない
と考えてました。
なので塾では、子供全員にそれを伝えました。
能力はみんな違う。成績の良い子の勉強法をまねても、自分にあってるとは限らない。
成績の良い子が遊んでいるとき、自分も遊んで良いと考えるのは間違い。
中学レベルの勉強なら、努力しだいで誰もが目標に到達できると考えてます。
能力が違う、友達と自分が違うというのは、同じゴールを目指すにしても、みんな行き方が違うんだよと認識させるという意味合いです。
子供にとって厳しい現実ではありますが、その現実を受け入れてこそ、なぜ努力しないといけないのかが分かるし、自分の活かし方が分かるというものです。
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